グラハム・ハンコックと人類のウソ

「神々の指紋」の著書で超有名なグラハム・ハンコックですが、デビッド・ウィルコックによるインタビューによると、この本は全世界で500万部売れ、その半分は日本で売れたんだそうです。

たしかにその当時かなりの話題になったと思いました。読みませんでしたが、名前だけは知ってましたから。ちなみに、情けないことに私自身は「漫画版神々の指紋全四巻」しか読んでません、すみません。しかし、それだけでもたしかに、教わっている歴史に何らかのウソがあると思わせるものです。

特に印象に残っているのは、やはり冒頭に出てくる南極大陸の地図ですね。たしか16世紀あたりのオスマン・トルコの将軍が模写した南極大陸の地図というものがあり、そこには「これは古代の地図を模写したものだ」と書いてあったとのこと。しかし、南極の正確な地図というのは、20世紀になってソナーが現れるまで描きようがなかったのに、なんでそんな昔に南極の地形がわかってたのかという話です。さらにその地図には川が描いてあったそうな。つまり、以前南極は温暖な地域にあり、雨が降っていたことがわかるということです。これはわくわくする話ですね。

ちなみに、これはピリ・レイスの地図と言われるもので、さすがにグラハム・ハンコック、ピリ・レイスで検索すると関連情報が出てくる出てくる。トンデモと決めつける人も多いようですが、ただ、これ以外にも南極の書かれた古代地図、地球が球体であることを示す地図というのは多数あるようです。「聖徳太子の地球儀」なんてのもありますね。通常の概念からすれば、「作り物だろ」と真っ先に思うようなものですが。。。

で、私がハンコックに注目する理由というのは、三つあるんですが、一つは「教えられている歴史は真実ではなく、確立した人類の歴史以前の高度文明があったはず」という点ですね。もうひとつは、「意識は物質から生まれるものではない」という点です。全く著書を読んでいませんが、ハンコックが明らかに前者から後者に興味を移していっていることがわかります。

三つ目としては、そのいずれにおいても学術界との確執、というよりも異端者を排除しようとする支配層側からの妨害・圧力があるわけです。日本の皆さんも「古代のロマン」だの、あるいは「ハンコックはイカサマだ」なんてことばかり言ってないで、この点を良く見た方がよいですよね。

トンデモでも良いんです。本当のところは誰にもわからないはずなんですが、既に「学術界」なる権威主義集団を作り上げてる方々は、そのシステムを破壊しかねない人間を攻撃します。これはどこでも同じですよね。本当は何もわかっていないにも関わらず、ごくわずかな証拠に頼って、ある種の教義を構築し、その周りに階層構造・収益構造を作り上げるわけです。そして、この教義を一般に流布し、大衆に権威として崇めさせるというわけです。あらゆるもので同じです。これが巨大であればあるほど、攻撃が激しくなり、ときには金で雇った荒らし屋を使い、米国では暗殺者さえ使いますね。

やってることは、中世の教会と全く同じことなんですが、しかしどっぷり洗脳されてる人は、今書いたことさえ可能性として考慮しようとはしませんね。「科学的」とか「証明されている」とか言う言葉で排除してしまうわけです。「ありとあらゆることが未だに全くわかってない」ことを理解しているかどうかなんです。しかし、学校教育というのは既にわかってること(何らの証明もなく仮説でしか無いものも含む)しか教えないがために、そういった思考形態にされてしまいます。教育が洗脳装置であるといわれるゆえんです。

さて、ハンコックの話は面白いですね。これらは既に著書に書いてあることなのでしょうけれども、再度紹介してくれてます。

主流派の歴史というのが、
公衆に設定しているわけです、
メディアを通して、教育を通して、タイムラインというものをです。
人類の文明のストーリーをですね。
このタイムラインが、埋め込まれるようになったんです、
我々が自身をどう考えるかというやり方の中にです。
そのタイムラインとは、この一直線のストーリーなんです。
原始的洞窟人から、
賢く超洗練された現代の人類への。
そして、特定の発展段階を踏んだことになっています。

 

私が最初にギョベクリ・テペに行ったとき、
発掘者のクラウス・シュミットと話したのですが。。。残念なことに最近亡くなりましたが、
しかし、私は三日間の間歩き回る機会がありました。
この現場をクラウス・シュミットと共にですね。
2013年のことです。
私は彼に言ったんです、「歴史を書き換えるような現場を発見した者の気持ちとしてはどうでしょう?」と。
彼は非常に注意深く、
彼が言うには、「私は歴史を書き換えたとは言いたくない」と。
「歴史の新しい章を加えたと言いたい」と。
私にはこう見えますね、いかに主流派考古学が策略しようとしているかです。
未だに、
人類の進歩の基本的タイムライン、ストーリーを、
こんなものに邪魔されたくないんですよ。
ただ単に、フィットするようにしたいんです、既存のモデルに。
私は、フィットしないと信じますがね。
これはすべてをひっくり返そうとしています。

次のインタビューはもっと辛辣ですね。陰謀論がかってます。「歴史とは我々の社会を操作しているマインドコントロールシステムの一部である」「今現在に継ぎ目なくつながるような、消毒されたバージョンの過去を与えられ、それを受け入れることになっている」のだと。

歴史家や考古学者の主張する傲慢な主張としては、
彼らは過去を理解しており、完全に説明できるなどと。
私は同意できません。
そして、単純な事実として、戻れば戻るほど、証拠は少なくなるんです。
そして、歴史はますます、
ある種のストーリーになるんですよ。
ストーリーです、それが我々に語られているんです。
我々の社会の特定の力のある者によってです。
私は結論に達したんです、
歴史とは、我々の社会を操作しているマインドコントロールシステムの一部であると。
我々は、消毒された(秘密・不適切なものを除去された)バージョンの過去を与えられているんです。
これは、今現在に継ぎ目なくつながるようなものですね。
ですから、我々はこの全体のパッケージを受け入れることになってるんです。
それについて、本当に質問することも無くですね。
私の役割は、それについて質問をすることですよ。

これで思い出すのは、日本にいる例の「新しい教科書を作る会」の人達です(もはや存在してない?)。もちろん、それ以前の教科書も全く当てにならない代物なんですが、連中の誰だったかが明確に言ってましたね「歴史とは物語である」と。しかも、その人物は歴史学者でさえ無いわけです。

とても良い例ですよね。教育というものがマインドコントロールであることを示す。もちろん、そういった人達は現状の教育を「日教組による洗脳」などと言うでしょうけれども、その通りで、洗脳・マインドコントロールであることは間違いありません。しかし、日教組などという特定団体を指し示すことは明らかな間違いです。彼らがわざわざ日教組を名指しして、そればかり攻撃するのは、本物の邪悪から目を背けさせる目的でしょうね。

こういったアホな言説にたぶらかされてしまう人達というのは、本当に底が浅いので「目に見えるわかりやすいターゲット・シンボル」を与えられるとすぐに騙されてしまいます。なんでもそうなんですが、そのターゲット・シンボルを与えている連中の意図こそが、そもそも精査しなければならないものなんです。

なんでもそうですね、大声で「こいつが悪い」と叫ぶときには、必ず何らかの意図があるわけです。ここ一二年は、ほとんどのメディアによる反トランプ報道でしょうか。しかし、このおかげでメディアというものが誰につながっているのか、証拠は無いものの確信は得ることができましたね。

さて、グラハム・ハンコックの近年の主張「意識は物質から生まれるものではない」については、そのTEDとのすったもんだを以前にグラハム・ハンコックとTEDに書きました。

今回字幕をつけたインタビューでも同じことを言ってますね。

これが本当にTEDに、
私のトークを削除させた理由なんですよ、YouTubeチャンネルから。
私が示唆したのは、我々が意識というものを本当にはわかっていないことです。
完全に科学的な説明が無いんですよ、意識について。
脳に関わることはわかってますよ、何らかの形で。
あるいは無いかも。ほとんどの人が言いますね、まだだと。
[00:14:00]——————————
ほとんどの人が否定するとは思いませんが、
脳と意識には関連がありますからね。
脳によって作られると?
その点なんですよ、私が指摘したことは。
事実として、脳と意識の関連はありますが、しかし、証明ではないんです、
脳が意識を作り出すことの。
それが主流派のパラダイムなんですがね。
意識とは脳活動の結果であることです。
彼らが呼ぶのは、「付帯現象」ですね、脳活動の。
ほとんど、偶然の現象ですよ。
何かしら、適者生存の過程において、
数百万年の進化の過程で。。。
主流派のパラダイムを説明しているのですよ。。。
我々は、この複雑な脳を進化させて、
生き残るため、機能するためにですね、
そして、ある種の偶然の副産物として、この意識と呼ばれるものを持ったと。
そして、これはある種の幻想なんです、主流派科学によれば。
それ以上のものではないと。
[00:15:00]——————————
したがって、このパラダイムを真に受けるのであれば、
信じることはできないんです、例えば、
死後の生ですね。
もし、意識が脳活動の付帯現象だとすれば、
脳活動が停止すれば、あなたのお話は終わりです。
ライトのように意識は消えるんです。
しかし、私のポイントとしては、
意識と脳の関係は、喩えてみれば。。。正確にそうだとは言いませんが、
喩えてみれば、
こういったものだろうと、
テレビ電波とテレビのようなものだと。
その場合には、
テレビを壊したりしても、
テレビ電波は継続しているわけです。
ですから、私の示唆しているのは、
脳とはおそらく、意識のトランシーバーであろうと。
意識の発電機では無く。
(脳とは)おそらく、意識が物質領域とインターフェースするためのものだと。
意識を作り出しているものではないかもしれないと。
これは、意識の非ローカルモデルと呼ばれます。
意識は、脳にローカルなものではありえないということです。
[00:16:00]——————————
そうではなく、何らかの外部的なものであり、
脳とは完全に独立したものでさえあるかも。
このモデルには非常にメリットがあると思うんです。
私はこのモデルを持ち込みたかったんです、
この衝突をですね、
物質主義者の基本的な考え方の一つの中に。
つまり、意識とは単純に脳によって作られたものだということです。
ですから、物質主義者、科学者は。。。
物質主義者と言うとき、必ずしも物質的なものを愛するという意味では無いですよ。
彼らが現実というものを、物質という言葉で定義するということです。
すべてが物質に還元されるということです。
そういったタイプの科学者が、主導的アドバイザーなのです、TEDの。
このチャンネルで、何が受け入れられ、受け入れがたいかを決めるわけです。
そして、物質主義科学者が、要求したのですね、私のトークを、
それとまた、友人のルパート・シェルドレイクのトークを、
削除すべきだと。
我々のトークは非常に違っていましたが、
[00:17:00]——————————
共通にあるものは、意識の非ローカル性ですね。
ですから、わかったんです、我々が直面したことに、
実際には科学ではなく、理由でもなく、
イデオロギーなんですよ。
事実としてこれはイデオロギー的議論なんです、我々が関わったのは。
そして、科学の名で現れるものは、
しばしばこうなんです、深く突き詰めてみれば、
純粋なイデオロギーです。
事実に基づいてもおらず、証拠もなく、
単純に徹底的に保持されてる意見でしかないんです。
パワーですよね、パワーを保持したいんですよ。
確実にパワーの保持を欲していますね。
そして、パワーですよ、命令できるのは、
ネットからトークを削除せよなどと。
単純にこのトークが適合しないからです、彼らの視点に。
もちろん、我々は、
21世紀に、この状況に直面してるんです。
人々が自由に独立に考えるときにです。

現在の主流派である物質主義科学では、すべてがモノに帰着し、意識というものも、モノから生まれるという考え方で、要するに「物質が無くなれば何にも無くなる」「死ねば意識は消滅する」という考え方なわけですが、ハンコックに限らず多くの方がこれに異を唱えていますね。最も簡単な説明としては、ハンコックの言うように「脳とは受信機であり、意識とは電波である」といった考え方です。

もちろん、これが完全に証明できるものであれば何も問題は無いんですが、証明できないから困るわけです。しかし、そのようなことを示す「証言」というのは膨大にあるわけですね。心停止して身体から抜けた人とか、テレパシー実験とか、無数にあるわけです。しかし、確定的な証拠が無いからといって物質主義者は単純に否定しています。

ちなみに、そういった物質主義者が物質的にすべてを説明しているかというと、そうではないんです。例えば、100年前のアインシュタインのいた頃の「二重スリット実験」というのがあるんですが、未だに実験結果がどうしてそうなるのか説明できていません。しかし、これは単なる例外なんです、他のことはすべてわかっており、疑問の余地は無いんですから、物質主義者にとっては何の問題も無いわけです。まぁ、結局は自分達の都合の良いデータを採用しているに過ぎないんですね。

そして、「今現在に継ぎ目なくつながるような消毒されたバージョンの歴史」と同じく、おそらくは、この物質主義的考え方・価値観というのも、この社会におけるマインドコントロールの一部なわけです。

グラハム・ハンコックとは無関係ですが、こんな動画があります。ここでは、物質主義をカルトとみなしてさえいますね。物質主義という考え方こそが、際限の無い強欲をもたらすものだと。

この時代においては、理性、観測、実験が科学者達によって行われました。
コペルニクス、ケプラー、ガリレオ、アイザック・ニュートンです。
これが経験主義哲学と混合したのです。
ジョン・ロックやデビッド・ヒュームといった思想家は、
心の抽象観念に反対し始め、Primary Properties of Objects(事物の一次性質)を支持し始めました。
(訳注:大きさ、形など事物そのものに備わっている固有の性質のこと)
これらすべてが組み合わさり、先導したのは、純粋に機械的な宇宙モデルです。
この全体的な世界観の信仰、あるいは現実の本質についての仮説は、
[00:13:00]——————————
純粋に物理的なものです。そこでは、ランダムな振る舞いが増々複雑なシステムを作り上げます。これには命や意識も含まれます。
これが物質主義と呼ばれます。
この見方が個人をモラルの制約から解き放ちました。
そして、合法な所有権という見せかけのもとに無制限の富の蓄積を許すことになったのです。
これが、裁判所システムの権威に裏付けされたのです。
そして、それ自体が富を好みます、ベストな弁護士は最も高いからです。
(どうしてウォールストリートの銀行家は牢屋を免れているのか?)
物質主義は、わがままな喜びの追求を推進し、是認します。
宇宙は、何はともあれ物理的な物の集まり以外の何物でもないと考えられたからです。
そこには、何らの倫理的な秩序もありません。
これが、こういった態度を推進します。つまり、「死んだときに一番おもちゃをたくさん持っている人の勝ち」です。

 

デパートは物質的贅沢さの素晴らしい世界を提供し、
ショッピングが自然との関係に置き換わりました。
お店が、新しい宗教、つまり物質主義カルトの教会となったのです。
[00:16:00]——————————
そのカルトが、完全な人生の生き方となった一つの国があります。
20世紀初頭までに、米国は世界で最も個人的な富を持つ国となりました。
そして、新しい巨大な市場を作ったのです。
進取的ビジネスマン達はわかっていました、贅沢品を作ることで、富を作ることができると。
平均的な労働者でも購入できるような贅沢品です。
組み立てライン工程の工場によって、大衆でも購入可能な安い車が作られました。
1920年代には、普通の米国人が信じるようになりました、豊かさは生得権であると。
このように物質主義は西洋の夢の切り離せない部分となったのです。
そして、これらが、人々の欲望をかきたて、操作するようになりました、広告によって。
強欲と羨望のタネを撒いたのです。
誘惑を作り出すことが、消費者に情報を提供することと同じように重要なことになったのです。

グラハム・ハンコックは、この現代の宗教・洗脳・マインドコントロールの基本的柱である二つ、ウソの歴史と物質主義と戦っているように思いますね。彼の言い分が間違っているとしてもそれは問題ではありません。とかく「インチキだ」の何だのという人がいるわけですが、そういった人は、いつまでたってもそこから先に進むことができないわけです。洗脳されっぱなしです。

そうではなく、疑問を呈するということです。その材料なんですね。正しかろうが間違いであろうが。