トランプ・ロシア疑惑の決定版、ルーク・ハーディング著「共謀」現る!

本日の奴隷日報、もとい読売ですが、いつも奴隷日報は日曜に書評を載せているのですが、例によって奴隷日報の取り上げる本など大したものはないわけです。それに評者も大した人間ではありません、三浦瑠麗さんとかいう似非学者さん等もここの常連さんみたいですね。

彼女は本日も「さまよう民主主義」とかいう、プロパガンダ放送局BBCで活躍したという著者のポピュリズム批判本を取り上げていますが、これも全世界的に上から指示されている「ポピュリズムの台頭は民主主義の危機だ!」というストーリーを奴隷日報と共に推進する内容の書評となっております。

しかし、本日はそれではなくて、IIJのCEOというお偉いさんである鈴木幸一さんという情弱の方による書評になります。

ルーク・ハーディング著「共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈と金」集英社 2,300円

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「民主主義の根幹を破壊」なんだそうです。グローバリストの子分達の良く使う文言です。「ポピュリズムが台頭して民主主義が危機だ」というのもそうなんですが、選挙でポピュリズム政党が飛躍すると、なぜ民主主義の危機なのかさっぱりわかりません。

それはともあれ、これ以前に、下院情報委員会が「共謀無し」との結論を出しているのですが、奴隷日報、もとい読売新聞は全く一切報道してませんでした。あー、この本を用意している集英社さんに遠慮したんですね。わかります、わかります。

米国の議員さん達、米国内部の機密情報をも閲覧可能な議員さん達による情報委員会で「共謀無し」などという結論が出されてしまったら、この本の価値など無くなってしまいますからね。それでは懸命に翻訳作業を行ってきた集英社が困ります。

ですから、奴隷日報は一切この結論を報道しなかったというわけですね。これで謎が解けました。

さて、この評者の鈴木幸一さんという可哀想な情弱の方は、自らの無知を晒す結果になってしまっております。おそらくは、奴隷日報や他のプロパガンダ新聞しか読まないのでしょうね。

私としては、この書評を読んだ時点で、ふむふむと頷いてしまいました。「一級のスパイ小説を読むような興奮がある」んだそうです。それもそのはず、どうせ小説に過ぎないからです。この後で、著者であるルーク・ハーディング御本人のインタビューに言及しますが、それを見ればわかります。

そしてさらには、こうきます。「書店のスペースを占領するほど。。。だったが、大統領の支持率は下がっていない」、その理由としては「トランプもその支持者の多くは本を読まない層」だからなんだそうです。

いやいや、それは逆でしょ。こんなデタラメな本ばかり出すから本なんか読まないんですよ。そして、あなたのようにこういったプロパガンダ新聞や本ばかり読んでるから、いつまでたっても騙されたままなんです。

このあたり結構重要かと思います。以前にも書きましたが、ある調査では、米国民の7割がメディアを信じていません。そして、トランプの支持者は5割位です。つまり、トランプ支持者より多くの人がメディアを信じてはいませんし、当然こういったガーディアンのようなプロパガンダ紙の記者の本など読まないんです。

そして、彼らがどこから情報を得ているかと言えば、独立メディアやソーシャル・ネットワークの存在が大きいわけです。具体的・明確な数字はわかりませんが、このあたりは間違い無いところでしょう。

そして、FacebookやYouTubeがこれらの動きを抑えようと躍起になって検閲に勤しんでいることは、情弱の鈴木幸一さんは知るよしも無いことなのでしょう。ですから、こんなおかしな結論しか出てこないんです。

トランプ支持者は本を読まないから、こういった事実を知らないのだ、だからトランプなど支持してしまうのだ。

正直言ってお笑い草以外の何物でもございません。

ガーディアン紙ルーク・ハーディングのインタビュー

著者のルーク・ハーディングはガーディアンの記者で、前モスクワ特派員でもあったそうです。普通にYouTubeを検索したら、真っ先にTheRealNewsのアーロン・マテによるハーディングのインタビューが出てきました。このインタビュー自体は未訳です。これは2017年末のことですね。

英語がわかる方は是非ご覧ください、ルーク・ハーディングの受け答えは極めて悲惨なものです。終始一貫して話題そらしのみです。最後には質問攻勢に耐えきれず、勝手にログオフしてしまいます。

 

インタビューそれ自体よりも、これについてのジミー・ドアの解説の方が面白いので、そちらに字幕つけることにしました。これは2018/1の動画です。現時点でまだ途中ですが。


まず、インタビューの初めからジミー・ドアは苦笑していますね。こんな調子です。

–著者のルーク・ハーディングさんです、ガーディアンのベテラン・ジャーナリストです。
–それと、この新聞の前モスクワ特派員です。
–ルーク、ようこそ。タイトルから始めましょう。
–本当に共謀があったと思いますか?
既に「強い共謀の線を越えた」と思ってます。
思うに、実際に、
以前に立ち戻って見てみれば、
いつドナルド・トランプの最初のソ連・モスクワへの旅が始まったかですが、
1987年です。

 

そして、ソ連が金を払ったんです、ホテル代を(?)。
そして、これは言えると思うのですが。。。
これは確実にロバート・ミュラーが探しているものですが、
ある種の長い期間の関係性ですよ。
これは必ずしもトランプが、スパイやKGB大佐であることを意味しませんが、
主には取引があったわけです。
立ち戻ってみれば。
なぜなら、これはまた、悪名高いスティール調査報告の主張でもありますね。
取引関係があったと、トランプとクレムリンの間に。
そして、プーチンはトランプを数年にわたり養成してきたのだと。
–しかし、なぜそう思われるのか説明してください。
–なぜ、取引関係の証拠があると思われるのですか?
そうですね、何が起こったかと見てみれば、
ドナルド・トランプは、冷戦末期に旅行しているんです。
私は、この本のたくさんのソースとお話ししました。
モスクワもおり、ロンドンもあり、ワシントンもおり、
亡命者もおります。
私はクリス・スティールにも会いました、調査報告の著者です。

どうしても、こういう人達は質問に直接答えないんですよね。「共謀があったと思うか?」という質問に対し、「1987年に戻ってみれば、ソ連がトランプのホテル代を払った」ですよ。

ロシア共謀によって大統領選を盗んだ証拠など無いことを自ら吐露しているようなものですね。しかし、原著のタイトルは、「Collusion: Secret Meetings, Dirty Money, and How Russia Helped Donald Trump Win」(共謀:秘密の会合、汚い金、いかにしてロシアがトランプを勝たせたか?)です。厚かましいですね。

さすがに集英社さんは遠慮したらしく「共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈と金」という邦題になっております。

ところで、同じようなことを誰でもするわけです。思い出したのは、この間のタッカー・カールソンによる連邦議員(名前失念)のインタビューですが、タッカーが「なぜシリア攻撃が米国民の幸福に資するんだ?」という質問に対して、「イスラエルのことを考えてみれば。。。」と答えたわけですが、それに似てますね。聞きたいことに直接答えないわけです。

ともあれ、たしかにこれでは、可哀想な情弱の鈴木幸一さんのおっしゃる通り、「一級のスパイ小説を読むような興奮」を味あわせない限り、誰も買ってはくれないことでしょう。そして、こういった情弱の方を使って宣伝しなければ、誰も買ってはくれないのです。

ジミー・ドアの動画にはインタビュアーのアーロン・マテ本人も登場します。この先字幕付け続行の予定です。

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