SubSupportを公開しました

字幕編集サポートソフトSubSupportを公開しました。

去年のうちにほとんど完成していたんですが、何やかやで公開が遅れに遅れ、しかもマニュアルもまだ全くできていません。

このソフトを作る以前は、YouTubeにある字幕エディタをさんざん使ってきましたね。最初は、「素晴らしい!」と思いましたが、いつも通り不満が募ってきましたね。以下のような画面です。

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ロン・ヴァン・ダイクさんも「嫌になったんです」とおっしゃっていますが。。。

  • いくらモニタの解像度が高くても、固定領域しか使えない。ブラウザ画面を大きくしても、上の画面はそのままです。広く使えません。
  • 音声波形の取得に時間がかかる、特に二時間もあるような動画の場合には。編集画面を開くたびに待たされる。
  • 上記のような大きな動画の場合、当然字幕が大きくなってくるんですが、そうすると動作がとてつもなく遅くなる。短い動画の場合は良いのですが。
  • 編集入力領域自体が私には使いにくい。新規入力の場合は左上に入力するのに、修正するにはその下のリストの中で編集するようになっているところ。
  • 前後にシークするには、音声波形部分をドラッグするのだが、高さがあまりないので誤って字幕要素をドラッグしてしまうことが多々ある。

まぁ、ウェブアプリでここまでやってくれるというのは、もちろん称賛に値しますが、しかしデスクトップアプリでできることに比べるとかなり制限があります。

さらに、私の場合、長い動画を分割し、小さな断片に分けてから字幕をつけることが多いので、今度はそれらの複数の字幕を結合する機能が必要でした。もちろん、ここまでYouTubeに要求するのは無理というものなので、最初はこの部分だけ作ろうと思っていたんですが、いろいろと調べていくうちに技術的に同じようなものが作れる確信が生まれ、結局全部作ってしまったというわけです。現在はYouTubeの字幕エディタは一切使っていません。こちらで作成した完成済字幕をアップするだけです(しかし、本サイトを作成したため、それさえなくなりましたが)。

技術的には、やはりVLC動画プレーヤーがJavaプログラム側から制御可能であることが最も大きいです。動画を見ながらでないと話にならないことは言うまでも無いので。次点としては、ffmpegによって音声波形を簡単に得られることです。

さらには、しょっちゅう辞書をひくので、ワンクリックでひける機能の実現にchromedriverを使っていることです。別になくてもいいんですが、そうすると辞書ひくたびにタブがどんどん増えてしまうもので、これがあると便利です。

 

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