OdyseeにアップロードするためのHandbrakeの使い方

Odysee(というか、LBRYプロトコル)では、検閲は不可能です。

Odysee自体は、18禁コンテンツ等を検閲します。これは、YouTubeと同様に、視聴者が安心して視聴できるための配慮ですが、しかし、Odyseeの土台であるLBRYプロトコル上には、すべて残されています。これらは、LBRYというアプリを入れれば見ることができます。

この理由としては、古くは悪名高きWinnyや、最近のBitTorrentの仕組みと同じく、「一つの中央サーバにすべてを格納するのではなく、LBRYのコンテンツは、世界中に分散したコンピュータに分散して格納される」からです。

他の動画サイトのようなピラミッド構造の命令一下の中央集権体制・トップダウンではなく、民衆パワーのボトムアップになっているのです。ここが他動画サイトとは根本的に異なるところです。

Odysee以外の動画サイトというのは、すべて同じ仕組みの中央集権体制に過ぎず、今は良くても買収されてしまえば同じです。

LBRYは、LBRY社が買収されてしまっても、そのプロトコル上にある動画、文書が検閲されることはできません。世界中のコンピュータのそれぞれの所有者がコンテンツを持っており、それを誰でも視聴することができるからです。

Odysee/LBRYの仕組みは以下をどうぞ。

もちろん、ここで容易に想像できると思いますが、世界の中のどのコンピュータの所有者が、どのようなコンテンツを好んで、そのコンピュータに格納しているかは、その個人によります。

したがって、例えば、日本人向けのコンテンツを永遠に保持し、見たい人に素早く提供できるようにするには、特に日本人向けのコンテンツを保持するコンピュータを提供してくれるボランティアがもっと出てきてくれないといけないわけです。

WinnyやBitTorrentでもそうなのですが、ある一つのコンテンツを保持するコンピュータがたくさんあると、その取得(視聴)は素早くなります。が、例えば、一個だけとなると、かなり遅くなるわけです。

現在のところ、そういった日本人向けのノード(コンピュータ)は少ないと思います。おそらくLBRY社が運営しているノードだけではないでしょうか。

このため、現在のところOdyseeにアップする動画は、極力サイズを小さくする必要があります。現実的には、1分あたり10MB程度です。そうしないと、動画視聴の際に、視聴側は、つっかえつっかえになってしまいます。これは「サーバ」側の問題です。

あるいは、視聴側(クライアント)の回線が細くて、短時間に大量のデータ転送ができない場合もありえます。これは「クライアント」側の問題なのですが、YouTubeが、この問題をどう解決しているかというと、仮に元の動画が4Kの高解像度であったとしても、YouTubeは、例えばスマフォ画面程度の解像度まで落としたデータを送ってくるわけです。こうやって、視聴側の回線が細い時でも、スムーズに視聴できるようにしています。

Odyseeでも、一部人気のあるチャンネルではこれをやってくれるようなんですが、全部では無いようです。※何らかの形でサポートされているチャンネルもこれが行われるようです。

ともあれ、基本的にOdyseeにアップする動画は、おおよそ1分あたり10MBを目安にします。

このような動画変換を簡単に行ってくれるソフトがHandbrakeです。使い方は、簡単。以下の通りです。

HandBrake: Open Source Video Transcoder
HandBrake is an open-source, GPL-licensed, multiplatform, multithreaded video transcoder.

からダウンロードしてインストールする。

起動し、動画ファイルをドロップする。

プリセットを選択する。Very Fast 576p25か、Very Fast 480p30あたりと思われる。

出力先を確認して、「エンコード開始」、後は待つだけ

 

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