ウイルス議論に決着をつける

サム・ベイリーのサイトに掲載されている「Settling The Virus Debate」文書です。

「ウイルスなど存在していない。こういう実験をやってみろ。どうせできないだろ」と挑発しますが、しかし、「わかったわかった。どうせやってくれないんだろ?じゃ、君たちが今やっている実験をこういう条件でやってみたらどうだ?」と提案するものです。極めて簡単に書くと、こんな感じです。

これは困るでしょうね。ウイルス学というのは、自分達に都合の良い恣意的な実験を行い、恣意的な結果を得るだけのものなので、提案にあるように「盲検」と言われたら、誰もが恐れをなして逃げることでしょう。つまり、「問題となるサンプル」が病人なのか健康人なのかわからず、そこからウイルスを検出してみろ、ゲノム配列を決定してみろというのですから。

ウイルス学とはその程度のものです。科学ではありません。


 

ソース文書:https://drsambailey.com/resources/settling-the-virus-debate/

2022年7月14日

ウイルス議論に決着をつける

「タンパク質の被膜に包まれた核酸(RNAまたはDNA)からなる小さな寄生虫であり、感染しやすい宿主細胞内でのみ複製することができる」[1]

我々の世界の軌跡を変えた「コロナ」危機の発生から2年以上が経過した。この危機の基本的な考え方としては、SARS-CoV-2という致命的で新たな「ウイルス」が世界中に蔓延し、人類の大部分に悪影響を及ぼしたというものである。この考えの中心にあるのは、次のような通説である。つまり、ウイルスとは複製を行い、タンパク質でコーティングされたDNAかRNAのどちらかの遺伝物質の断片と定義され、現実世界において独立した実体として存在し、病原体として振る舞うというものである。すなわち、タンパク質で覆われ、遺伝子を内包する、いわゆる粒子が、一般にはこう信じられている。生体組織や細胞に感染し、生体組織内で複製し、組織を傷つけながら外に出ていくと。そうすることで、宿主に病気を引き起こし、時には死に至らしめるとも信じられている。これがいわゆる病原性ウイルス理論である。

100年にわたる実験と研究、「ウイルスとの戦い」に費やされた数十億ドルという巨額の資金を経過した後、我々はこの理論を再考する時期に来ているのではないかとの疑問を抱かざるを得ない。数十年にわたり、多くの医師や科学者たちが訴えてきたのである。一般に受け入れられているウイルスに対する理解は、根本的な誤解に基づいていると。これらの医師や科学者たちが示唆してきたことは、「ウイルス」が、本質的に外来性で病原性のある存在ではなく、ストレスを受けたり死滅した組織から発生する、ごく普通の、必然的な分解粒子であることだ。したがって、これらは病原体ではなく、他の生物に害を与えず、それに対して自身や他人を守る対策を講じる科学的・合理的な理由も存在しない。「ウイルス」についての誤解のおおよそは、実験の性質に由来するところが大きいようである。つまり、そのような粒子が存在し、上記のような病理学的な行動をとることを論証する証拠としてそういった実験が使われるのである。要するに、ウイルス学で発表される論文は、記述的な性質のものが大部分なのである。科学的方法の核心であるところの、対照され、反証可能な仮説に基づいた実験ではない。

病原性ウイルス説が問題だらけであることの第一の証拠としては、病気の人間や動物の組織や体液から、ウイルスの定義を満たす粒子が直接分離され、精製されたことを示す科学論文の公開がないことだろう。一般に受け入れられている「分離」の定義(あるものを他すべてから引き離すこと)を用いれば、ウイルス学の歴史において、これは一度も行われていないというのが一般的合意である。精製によって分離に成功した粒子について、複製能力があり、感染力があり、病気を引き起こすことは証明されていない。さらに、「ゲノム」や動物実験を通じてのウイルスの「証拠」とされるものは、対照実験が不十分な方法論に基づくものである。

ウイルス理論が事実とみなされるには、次の実験の成功が必要になる。

  1. 病人の組織や体液からウイルスの特徴を持つユニークな粒子を精製する。どのような精製方法を用いるかはウイルス学者の裁量に委ねられるが、形態学的に同一とされるウイルス粒子の精製の成功を確認するため、電子顕微鏡写真を提出しなければならない。
  2. 精製された粒子について、そのタンパク質成分と遺伝子配列を生化学的に特性決定する。
  3. そのタンパク質がこれらの同じ遺伝子配列によってコードされていることを証明すること。
  4. 精製されたウイルス粒子単独で、自然曝露ルートを通じて、有効な(比較)対照を用いて被験者に同一の病気を引き起こすことが示されること。

その後、上記4で被験体から(精製により)粒子を再分離することに成功し、ステップ1で発見された粒子と全く同じ特性を持つことが証明されなければならない。

しかし、我々にはわかっている、ウイルス学者が上記のような手段は取らないだろう。これはおそらく、これまでの試みがすべて失敗に終わったからだろう。彼らが今や行うのは、単純にこの種の実験を避けることだけである。そして、自分たちが「ウイルス」だと言うものは、こういった分析を可能とする十分な量が、病人や動物の組織から見つかるはずがないと主張するのである。そこで我々は、ウイルス学者に妥協することにした。まず第一に、現在使われている方法のテストを提案する。ウイルス学者たちは、これらの病原性ウイルスが我々の組織、細胞、体液の中に存在すると主張する。なぜなら、彼らは様々な細胞培養において、これらのユニークな粒子の影響を確認できると主張しているからだ。彼らは、このプロセスをウイルスの「分離」と呼んでいる。また、電子顕微鏡を使って、細胞培養の結果の中にこれらのユニークな粒子を見られるという。最後に、病原ウイルスの「種」はそれぞれ固有のゲノムを持ち、その配列は病人の体液から直接、あるいは細胞培養の結果から決定できると主張する。我々は今、ウイルス学コミュニティに対し、これらの主張が有効であり、科学的であり、再現可能であることを証明するよう求める。無駄な口喧嘩をするより、これらの主張の妥当性を間違いなく示すような、明確で正確な科学的実験の実行により、この論争に終止符を打とうではないか。私たちは、病原性ヒトウイルスというものが存在するかを決定する第一歩として、次の実験を提案する。

ステップ1

世界中の5つのウイルス学研究室がこの実験に参加する。誰も他の参加研究室を知ることのないようにする。すべての手順を監督するモニターを任命する。5つの研究室はそれぞれ、次の4つのカテゴリーに属する人々から、5つの鼻咽頭サンプルを受け取る(各20サンプルずつ)。

  1. 現在、医学的診断を受けていない、あるいは治療を受けていない者
  2. 肺がんの診断を受けたことがある者
  3. A型インフルエンザの診断を受けた者(認知されたガイドラインによる)
  4. 「COVID-19」の診断を受けた者(PCR「検査」またはラテラルフローアッセイによる)

各人の診断(または「非診断」)は独立に検証され、病理報告書は(この)研究報告書において公開される。各研究室は、受け取った20検体の性質について盲検化される(訳注:各研究室は、どれが病気の者か健康な者かわからない)。その後、各研究室はサンプルから問題のウイルス(インフルエンザAまたはSARS-CoV-2)の「分離」を試みるか、あるいは病原ウイルスは存在しないとの結論を出す。各研究室は、CPE(細胞変性効果)が存在する場合には、それを記録した写真を示し、対照または「模擬感染」の詳細も含め、培養の各工程と使用した材料について明確に説明する。次に、各研究室は、「分離された」ウイルスが存在する場合には、その電子顕微鏡画像、およびウイルスが存在しないことを示す画像(おそらく、健常人と肺癌患者)を独自に検証して入手する。電子顕微鏡技師は、分析する試料の性質についても盲検化される(訳注:技師もどのサンプルがどのカテゴリーの者かわからない)。すべての手順は注意深く文書化され、モニターされる。

ステップ2

その後、すべてのサンプルがゲノム配列決定のために送られるが、その際もオペレーターはサンプルの性質について盲検化されたままである。COVID-19と診断された患者の同じサンプルを5つの検査施設が受け取った場合、各検査施設はSARS-CoV-2ゲノムの全くの同一配列を報告するはずである。その一方、このゲノムは、他のどのサンプルからも検出されないはずである。

(注:この声明は、提案された実験の簡単な概要である。完全な詳細プロトコルは、当然ながら研究室と署名者の間で作成され、合意する必要がある)

もしウイルス学者が上記の研究で満足のいく結果を得られなければ、「ウイルス」を検出するという彼らの主張に根拠がないと明らかになるだろう。このような主張の結果として実施されているすべての対策は、直ちに中止されるべきである。もし彼らがこの最初の課題に成功したら、ウイルスの存在を証明する証拠を得るために必要な精製実験に進むことを推奨したい。

SARS-CoV-2のような疑惑のあるウイルスの分離、そしてその存在の問題に取り組むことは、誰にとっても有益なことである。そのためには、証明が必要になる。形態学的、生化学的にウイルスのような粒子が、生きた細胞に侵入し、伝染性で病気の原因となる同一の粒子を出現させるのに必要かつ十分であることだ。

この取り組みに対する皆さんのご支援とご意見をお待ちしている。

署名者

Thomas Cowan, MD
Jitendra Banjara, MSc
Mufassil Dingankar, BHMS
Andrew Kaufman, MD
Paul McSheehy, PhD
Saeed Qureshi, PhD
Amandha Vollmer, NDoc
Mark Bailey, MD
Kelly Brogan, MD
Michael Donio, MS
Valentina Kiseleva, MD
Prof. Timothy Noakes, MD
Stefano Scoglio, PhD
Michael Yeadon, PhD
Samantha Bailey, MD
Kevin Corbett, PhD
Jordan Grant, MD
Christine Massey, MSc
Sachin Pethkar, BAMS
Mike Stone, BEXSc

リファレンス

[1] Definition of ‘virus’ from Harvey Lodish, et al., Molecular Cell Biology, 4th ed, Freeman & Co., New York, NY, 2000: https://doi.org/10.1016/S1470-8175(01)00023-6

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