2017/1:反ワクチン派の生物学者ステファン・ランカ:はしかはウイルスではないと10万ドル以上を賭け、ドイツ連邦最高裁で勝利

2017/1/21の記事です。

Anti-Vaxxer Biologist Stefan Lanka Bets Over $100K Measles Isn’t A Virus; He Wins In German Federal Supreme Court

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ステファン・ランカが、2010年頃に「はしかウイルスの存在証明に10万ユーロ」という懸賞金を出したが、デビッド・バーデンス医師が(他者の作成した)6つの論文で証明したと主張。「これらの論文は証明になっていない」と主張するランカを訴えることに。

一審では原告勝訴で、ランカに10万ユーロを払えとの判決。2016年の二審では原告敗訴、6つの論文は存在証明になっていないとの判決。2017年の最高裁では、原告の上告を棄却し、ランカの勝訴が確定した。すなわち、バーデンスの提出した6つの論文すべてが、はしかウイルスの存在証明になっておらず、かつ、以下のランカの話では、この他に「はしかウイルスの存在を科学的に証明しようとした研究は存在しない」とのこと。つまり、「はしかウイルス」なるものの科学的証明は一切存在しない。

 


成人、特に小児へのはしか予防ワクチン接種によって、製薬業界は40年間で数十億ドルを稼いだが、しかし、ドイツ連邦最高裁判所(BGH)の判事たちは、最近の判決で、はしかウイルスが存在しないことを確認した。さらに そのようなウイルスの存在を証明できる科学的研究は、今のところ世界に一つもない。このことは、過去数十年間、何百万人ものドイツ国民に実際に何が注射されたのかという問題を提起している。最高裁の判決によれば、それは、はしかに対するワクチンではなかった可能性がある(強調は訳者)。

ドクター・ステファン・ランカによる

連邦最高裁判所(BGH)が、はしかウイルス裁判の判決を下した。BGHの第一民事上院が、2016年2月16日のシュトゥットガルト高裁(OLG)の判決を承認したのである(訳注:シュトゥットガルトでの判決を原告が不服として上告していたが、最高裁が却下した)。私が、はしかウイルス疑惑の存在を科学的に証明するための報奨金として提示していた10万ユーロは、原告に支払う必要はない(訳注:ランカは、はしかウイルスの存在を証明した者に10万ユーロを支払うとした懸賞金を2010年に提示していた)。また、原告がすべての訴訟費用を負担するよう命じられた。

この訴訟には5名の専門家が参加し、科学的研究の結果を発表した。シュトゥットガルト行政管理局(OLG Stuttgart)が前裁判所において任命したアンドレアス・ポドビエルスキ教授(Dr. Andreas Podbielski)を含む5名全員が、裁判所に提示された6つの論文のいずれにも、はしかウイルスの存在を証明する科学的証拠は含まれていないと一貫して判断した。

遺伝学が存在論を覆す

この裁判では、いわゆるはしかウイルスの遺伝子指紋(genetic fingerprints)に関する研究結果が紹介された。世界最大の大手遺伝子研究所を含む2つの研究所が、それぞれ独立に全く同じ結果に到達したのだが、その結果としては、この6つの論文の著者が間違っていたことを証明するものである。(しかし、それらの論文の)直接的結果として、すべてのはしかウイルス学者が今日でも間違っていることになる。彼らは細胞の普通の成分をはしかウイルスの一部と誤解したのである(訳注:例えば、「はしかウイルスの写真」と言われるものは全く別の代物といった調子で、ウイルス学者のやることには何の根拠も無いこと)。

この誤りによって、数十年にわたるコンセンサス形成の過程で、正常な細胞の構成要素が精神的にはしかウイルスのモデルに組み立てられた。今日に至るまで、このモデルに対応する実際の構造は、ヒトでも動物でも見つかっていない。遺伝子検査の結果、はしかウイルスの存在に関するすべてのテーゼは科学的に否定された(訳注:要するに、偽の論文を本当だと信じ込み、はしかウイルスが存在するというコンセンサスが構築されてきた)。

6つの論文の著者をはじめとするすべての関係者は、その誤りに気づかなかったのである。なぜなら、彼らは基本的な科学的義務に違反していたためだ。これは、「常法(lege artis〜リージアーティス、ドイツ語)」な仕事をしなければならないこと、つまり、国際的に定義されたルールや科学のベストプラクティスに従うことである(訳注:社会的規範、科学的基準、法的ルールに従って、すべての有用な知識と技術的可能性を考慮し、個人的な身体的、精神的能力、技能、知識を使用して行動しなければならないこと)。彼らは対照実験をしなかったのだ(訳注:例えば、病人のウイルス入りの体液と健康人のウイルスなしの体液とを実験材料に用い、たしかにウイルス入りの方のみにウイルスによる細胞変性効果が出ることを確認する比較対照の実験のこと。ウイルス学者は一切の対照実験を行わず、自らに都合の良い「実験」のみを行う)。対照実験があれば、(論文の)著者たちと人類をこの重大な過ちから守れただろう。この誤りが、あらゆる病気を引き起こすウイルスの存在を信じる根拠となったのだ。裁判所の任命した専門家であるポドビエルスキ博士が裁判所関連関連質問に答えたが、プロトコル7ページ(訳注:裁判所文書のことか?)の通り、(論文)著者らが対照実験を行わなかったことを明確に確認している。

シュトゥットガルト高裁(OLG)は、2016年2月16日、一審判決を覆し、(原告の)訴えを棄却し、特に6つの出版物に関するポドビエルスキ教授の中心的メッセージに言及した(訳注:一審では原告勝訴となったが、二審のシュトゥットガルトは原告敗訴とした)。原告はOLGの判決を不服として最高裁に上告した。上告理由として原告は、シュトゥットガルト裁判所における裁判の流れにおける(原告の)主観的であり事実に反する認識を述べ、また、はしかに関する私たちの事実摘示が公衆衛生を脅かすものだという主張を述べた原告の立場は、最高裁によって明白な言葉で否定された。こうして最高裁は、2016年2月16日付のシュトゥットガルト高裁の判決を確定した。

結論

この裁判で提出された6つの文書は、「はしかウイルス」関連の主要論文である。この6つの論文以外に、科学的な方法ではしかウイルスの存在を証明しようとする論文は存在しないため、はしかウイルス裁判の最高裁判決と遺伝子検査の結果は次をもたらす。はしかウイルスとされるもの、はしかの感染力、はしかに対するワクチン接種の有益性と安全性に関する国内および国際的な声明は、それ以降、科学的な性格を持たず、その法的根拠を奪われたのである。

ロベルト・コッホ研究所(RKI)の国立はしか研究所長であるアネット・マンカーツ博士は、はしかウイルス・コンテスト(訳注:ランカの提示した懸賞金のこと)をきっかけとした問い合わせに対して重要な事実を認めた。この告白によって説明できるかもしれない。主にははしかワクチン接種で誘発される障害、そして、なぜ、そしてどのようにして、この種のワクチン接種による自閉症の誘発が増えているのかである。

マンカーツ教授は、「はしかウイルス」が典型的な細胞の天然成分(細胞のタンパク質工場であるリボソーム)を含むことを認めている(訳注:少々意味不明だが、ウイルス自体は存在しないが、一般に「はしかウイルス」とされるもの中に「細胞」が含まれるということか?)。はしかに対するワクチン接種には「はしかウイルス全体」が含まれているので、このワクチンには細胞それ自体の構造が含まれていることになる。これが理由の説明になるだろう、はしかワクチン接種が他のワクチン接種よりも頻繁に、そしてより重篤なアレルギーや自己免疫反応を引き起こすことだ。裁判所任命の専門家であるポドビエルスキ教授が何度も述べたことは、はしかウイルス中のリボソームに関するRKIの主張により、はしかウイルスの存在に関するテーゼが捻じ曲げられたことである(訳注:ここも少々意味不明)。

この裁判では、感染症分野におけるドイツの最高科学機関であるRKIが、感染症保護法(IfSG)第4条に定められた法的権限に反して、はしかウイルスと呼ばれる物に対する検査を作成したり、公開しなかったことも記録された。RKIは、はしかウイルスに関する内部研究を行ったと主張するが、その結果の引き渡しや公表を拒否している(訳注:RKIが、はしかウイルスの存在証明を保持するなら、喜んで公開したことだろう。推測としては、その逆を既に理解していることである)。


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