ニコミ会夜デモで使った提灯の仕組み

2023/7/28のニコミ会夜デモでは、新兵器を投入しました。以下の写真の提灯二つです。

これに使ったのは以下です。

  • 投光器
  • TYPE-C USBデコイモジュール
  • TYPE-C USB PDケーブル
  • TYPE-C USB モバイルバッテリー
  • 紙製提灯
  • 角材

順に説明していきます。

投光器

投光器は、これです。基本的には、12Vあるいは24V(トラック・バスなど)のカーバッテリーへの接続を想定した製品です。出力は22Wですが、LEDなので直接見てしまうと目が痛くなるほどの明るさです。3200ルーマンという明るさなのですが、この数字がどの程度なのか良くわかりません。

TYPE-C USBデコイモジュール

TYPE-C USBは、様々な電圧出力に対応してます。今回は、20V出力の「デコイモジュール」というものを使いました。これです。

こいつを、投光器のむき出しのリード線にハンダ付けします。きっちり12V/24ではなく、20Vでも動作します。プラスマイナスを区別するので逆につけないように。

TYPE-Cケーブルとモバイルバッテリー

上のデコイモジュール(ソケット)はメスなので、あとは普通のオス・オスのTYPE-Cケーブルとモバイルバッテリーがあれば良いです。

ただし、スマフォに充電するようなケーブルとバッテリーでは全く使いものになりません。

いわゆるPD対応の、少なくとも22W出力できるケーブルとバッテリーが必要です。ケーブルは二本とも100W対応、バッテリーは65Wと100W対応のものを使いました。

実際に使用したケーブルは、これこれ。バッテリーは、これこれです。両者共に、日常的にノートパソコンで使用しているものです。

つまり、投光器とデコイモジュール以外は、ごく普通に外出時にパソコンで使っているものを流用してます。以下は、もっと短いタイプのケーブル。

適当な角材

あとは適当な角材に投光器をくっつけます。ボルト・ナットは投光器に付属しているので、角材に穴を開けるだけでした。

角材をつけた理由は、こんな風に参加者に持ってもらおうと思ったからです(バッテリーと共に動き回れる)が、とりやめてPRカーにつけることにしました。

提灯

提灯としては紙製の、これです。投光器を無理やりガムテープで提灯の穴にとめました。

デモ後片付け

写真を撮り忘れましたが、デモ後は暗いところで片付けをしないといけないので、提灯をはずした投光器が活躍しました。二本もあれば、十分な明るさで、工事現場みたいですね。

まとめ

この記事で何を言いたいのかと言えば、以前はこの手の機器というのは、12Vのカーバッテリーとカーバッテリー用の機材と相場が決まっていたのです(家庭用交流100Vが使えないため)。

しかし、TYPE-C USBが出現し、必ずしも上の組み合わせでなくても構わなくなってしまったのです。

実際のところ、電圧値は様々なものが可能で、用途に合わせてデコイモジュールを変更すれば、おそらくはほとんどのDC機器(つまり、これまではACアダプタが必要だった機器)について、モバイルバッテリーで動作してしまうということです。

今回はその可能性の実験だったのですが、大成功でした。TYPE-Cは使えます。

※ちなみに、米国人の友人は、電力危機に備えてDC冷蔵庫を購入。太陽光パネルでの発電の準備をしています。この分野にも進出する予定です。

 

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