バーノン・コールマン:あなたを殺す可能性が最も高い者は、あなたの医者

Vernon Coleman: ‘The Person Most Likely to Kill You is Your Doctor’

2022/8のバーノン・コールマンによる記事です。


 

このニ年間、医療界の権威が嘘をつき、欺き、オリンピック級の無能ぶりを発揮するのを目の当たりにし、多くが大ショックを受けた。医者は史上最大の医療詐欺を手助けし、注射を打ち、キャッシュを懐に入れて微笑んでいた。

しかし、誰もショックなど受けるべきではなかった。

医学界とその護衛の専門家は、常に自分たちが最も良くわかっていると信じ込んでいる。医学会に疑問を持つ者は無視されねばならず、固執すれば潰され、弾圧され、中傷され、追放されねばならない。

しかし、医療の無能ぶりを列挙するのは難しくない。がんや循環器疾患と並んで、医者自身が何十年ものあいだ、死亡と障害の三大原因の一つであるほど無能なのである。

患者の負傷や死亡の多くは単純に無知を原因としており、不運や予期せぬ合併症ではない。効きもせず安全でもない未試験の実験薬を何百万の患者に投与することに最近は熱中しているが、これは専門家の愚かさの一例に過ぎないのだ。

テロリストの殺人数が、医師が殺人数の数分の一であったなら、世界は絶え間のないパニックになっただろう。あなたを殺す可能性が最も高いのは、強盗でもなく、恨みを持つ親戚でもなく、医者である。

医者はよく主張する、我々が長生きになったのは医者のおかげで、製薬会社と医者が我々の健康全般を改善したからだと。しかし、証拠が示している。何世紀ものあいだ寿命に大きな変化はない。聖書時代にまでさかのぼれば、庶民の寿命は3スコアと10であった(※意味不明)。

(19世紀に導入された)より清潔な飲料水と、より良い下水設備が、乳幼児死亡率低下をもたらした。それが平均寿命の数字に大変化をもたらした。

オーストラリアでは毎年約50万人が入院するが、それは医者が病気にしたからだ。英国の患者の6人に1人は、医者が病気にしたために入院している。医者に関連する「有害事象」の約半分は、明らかに容易に予防可能であり、たいていは無知か無能、その両方の混在した結果だ。残りは、少々の注意と配慮で防げるものだ。

勤務医も開業医も薬を過剰に処方する。また、医者も病院も、たびたび驚くほど、理不尽なほど時間がかかる。待ち時間は非常に長く、ほとんどの患者は治療どころか検査前に死亡するだろう。

医者は常に間違いを犯してきたが、現在では、その地点まで到達している、救う数より殺す数が多く、緩和する数以上に病気や不快を起こしている。

憂慮すべきは、何十年もの間、医療現場に傷跡を残してきた医原病の蔓延が、着実に悪化の一途をたどっていることだ。今日、我々のほとんどは、たいていは医療に関わらない方がましだろう。

10人の患者のうち4人には重大な疾患が見つからない。死後結果を患者の医療記録と比較したところ、87人の患者のうち、完全に正しい診断だったのは、わずか17人だった。

心臓発作を起こした患者を対象とした大規模な研究では、入院より自宅滞在の方が安全である可能性が示された。入院にどんな利点があろうが、入院で生じる様々な危険の方が大きい。

工業化時代以前には病院は大聖堂のようだった。魂を高揚させ、心を安らかにするためである。芸術作品や花や香水で飾られていた。現代の病院は専門家が設計し、精神や目や魂などまったく考慮しない。むき出しで、寺院というより牢獄であり、苦痛、恐怖、死に心を集中させるよう設計されている。

昔、看護師は高貴な職業で、思いやりがキーワードだった。この職業で最もパワフルな仕事を担っていたのは、病棟のシスターや寮母だった。彼らは皆、患者と毎日密接に接していた。

今日のキャリア構造では、野心的な看護師は患者と接する時間がないところまで出世せねばならない。

病院の高給管理職の数は、ここ数十年、毎年増加している。病院には、ベッド数、看護師数、その他の実務スタッフ数よりも多くの管理職がいる。

数十年前、患者は寮母や病棟シスターが運営する病院でケアされていた。患者を寝返らせ、ベッドを整え、ベッドパン(ベッド用の平たいトイレ)を空にする方法をまだ知っていた看護師たちである。

多くの国では、医師(一般診療所と病院の両方)の勤務時間は厳しく制限される。その結果、週末に病院で医者に会うことは稀だ。週末の入院は、平日の入院よりも死亡確率が26%高くなる。

命にかかわる深刻な感染症にかかる可能性は、他のどこよりも病院が高い。もちろん、抗生物質耐性の感染症にかかる可能性は大きな危険だ。病院は衛生状態が悪い。

米国の研究者が結論したことだが、米国の病院の外科医たちは、一年の平均で750万件の不必要な外科手術をし、その結果37,136人の不必要な死者を出し、そのコストは数千億ドルにのぼる。米国のある議会委員会は、手術が推奨されるうちの17.6%が不必要であることを発見した。

1988年当時に私が報告したことがある。冠動脈バイパス手術(心臓外科で行われる最も一般的な手術)が、患者の日常生活にどう影響するのかを、誰も調べようとしないまま、30年近く行われてきたことだ。専門家は、それが良いことと「知っていた」だけなのだ。

最終的に調査が行われて発見されたことだが、この手術が患者の生活にはほぼ良い影響を与えず、かなりの数の患者がしばらくのあいだ手術を受けられなくなった。そして、手術の合併症の結果、多くが死亡した。さらに、心臓病の症状を持っている患者には手術が全く不要で、菜食、穏やかな運動、リラクゼーションを含む治療を受ければ、回復する可能性が高くなる。

精神科医や心理学者は、常に流行の新風を巻き起こそうと躍起になっている。コルラピオフォビア(敗北恐怖症)、アペイロフォビア(無限恐怖症)、クロメトフォビア(金銭恐怖症)、ヒポポトモンストロセスキップドカリフォビア(長い言葉恐怖症)など、500種類以上の恐怖症を臨床的に恐れることが可能になった。専門家がいつ本気で、いつ私たちを騙しているのかを見分けるのは難しい。

心理学者は、美容師よりも判断(あるいは助言)が下手と証明済だ。精神科医は役立たずよりひどいという調査結果もある。

イスラエルで医師が1ヵ月間ストライキを行ったところ、入院患者数は85%減少し、高緊急性の者だけが入院したが、にもかかわらずイスラエルでの死亡率は50%低下した。その20年前に医者がストライキを行って以来の最大の低下となり、過去最低を記録したのだ。医者がストライキしたところでは、どこでも同じことが起こっている。グレート・リセットには医者や病院の居場所はないから、あまり心配する必要はないかもしれない。鎮痛剤へのアクセスをオープンにしてくれればいいことだ。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌に掲載された論説にはこうある、「医学雑誌に掲載される論文のうち、科学的に妥当なものはわずか1%である」「医療介入のうち、確かな科学的証拠の裏付けのあるものは15%程度である」と。

(このニ年間、真実を語る人々が叫び続けてきたような)不快な真実は、常に罵倒、嘲笑、迫害を集め、体制に反対する勇気ある発言者は、常に危険な異端者とみなされてきた。

既成概念にあえて疑問を投げかける独創的思想家たちは、過去と同様に束縛され、制限され、破壊的な現代文化によって、いまだに悪者にされ、抹殺されている。

最近は火あぶりの刑をやってないかもしれない。しかし、独創的な思想家は「陰謀論者」と形容されたり、何の理由も、中傷の裏付けとなる証拠もなく「信用できない」とのレッテルを貼られて滅ぼされる。

認可当局は、オフィシャルな考えにあえて疑問を呈する医師の免許を剥奪する。製薬業界の研究に疑問を呈する医師は、精神病に違いないと言われる。

以前和達は、NHSのスタッフに薬の副作用について話すよう言われたが、製薬業界の抗議で、講演は禁止された。私の代わりは、製薬業界のスポークスマンだった。

それでも文句を言ってはいけない。

マイケル・セルヴェトゥスは、体内に別の肺循環が存在することを(正確に)示唆する本を書いた。この真実を世に知らしめたセルヴェトゥスは、1553年に生きたまま火刑に処せられた。

最近では、検閲や嘘、グーグルやウィキペディアのゴミを我慢するしかないのだ。

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