奴隷化の世紀

日本では全くなじみがないし、日本語のコンテンツも出していないようですが、なぜか10年ほど日本に住んでいるというジェームズ・コルベット氏製作のドキュメンタリーです。

現時点ではまだ翻訳途中ですが、彼はかなりインテリジェントな人らしく、他のビデオと異なり、翻訳は難しいものがあり、適当な訳なところもあります。

ここでは、どうやって我々が奴隷になったか、その歴史が詳述されています。はい、読み間違いではありません。我々は奴隷なんです。借金奴隷なんですね。この話は米国の例ですが、日本でも似たようなものでしょう。

なぜどこの国も借金だらけになるかと言えば、そもそもお札というものが「借金札」だからであり、この借金札を何も無いところからバンバン刷って政府に貸し付けているのが中央銀行という存在です。

「中央銀行って、政府の一部だから問題ないんじゃ?」と思ったあなたは、全く何も知らない人です。中央銀行というのは、ただの株式会社なんです。政府機関ではありません。これを言うとみんな「ウソだろう」と思うらしく、全く何の質問もしてこないのですが、事実です。

明々白々な事実なのに、新聞もテレビも共産党も自民党も経団連も右翼も左翼も、誰も言わないんですね。そういった人が何を言おうが信用はできません。ある意味では、我々の苦しみの根本がここにあるんですから。

日銀の場合は政府が55%の株を保有しているとのことですが、米国では0%です。ただの株式会社が、なぜかドル札を刷る権利を与えられており、なぜかそれを政府に利子付きで貸し出しているんですね。

そして、米国ではQuantitave Easing、日本では異次元緩和などといって、札をどんどん刷りまくり、政府に貸し付けるわけです。もちろん、実際には直接貸してるわけではないのですが(これは財政ファイナンスといって禁止されてるらしいのですが)、結局は同じことです(だと思います)。政府の借金が積もり積もって、つまり国民が中央銀行という名のただの株式会社の借金奴隷になるわけですね。

我々は幻想の中に生きているんです。お金は政府が発行していると信じ込み、価値があるものと信じこみ、それを得るために懸命に働き、ときには、いやほとんどの場合、他人にお金を奪い取られないように、雇った人達を死ぬまで働かせたりするんですね。

ところが、そのお金という紙切れは、ただの会社が札の場合なら数円程度で印刷して、我々に貸し付けられているわけです、利子付で。返せない場合は、不動産などの価値のあるものを奪いとられてしまいます。これが何世紀も前から銀行のやってきたことなんです。

かくして銀行は我々を奴隷として使っているわけです。国の制度やイデオロギーなど関係ありません。共産主義だろうが、資本主義だろうが、民主主義だろうが、独裁政権だろうが無関係なんです。奴隷は奴隷なんですね。

無からお金を作り出しているのは中央銀行だけではなく、一般の銀行もそうなのですが、またの機会に。準備預金制度とか信用創造という言葉に関係するのですが、Wikipedia等を見ても、非常にわかりづらく書いてありますね。たぶんわざとわかりにくくしているのでしょう。

 

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