シャリル・アトキッソン:偽ニュースとは?

「偽ニュース」以前

調査ジャーナリストとして私は偽ニュースの出現にいくつか疑問を持ちました。フレーズとして、儲けとしてです。

第一に、何が偽ニュースで、何がそうでないのか?第二に、偽ニュースはいつ始まったのか?第三に、皆さんが興味のあるところですが、私は、数十億ドルの影の産業を調べましたが、彼らはニュース、ソーシャルメディア、オンラインを通して我々を操作しようとしています。ですから、思ったんです、誰が裏にいるのか、我々の注意を偽ニュースに向けさせようとする巨大な努力には。

偽ニュースが現実にあるんでしょうか?最初に、偽ニュースとは、どの立ち位置かによるんです。これは極端な辞書的権威が、皆のために判断することではないのです。現時点でそう努めている人もいますが、しかし、誰もが偽ニュースという定義を持ち始めたのはいつでしょう?偽ニュースは我々の文化にいつも組み込まれてきたんです。そう呼ばれていないだけです。

スーパーにあるボロには、人気のある露骨な偽ニュースがありますね。表紙には、異星人のイメージですよ、疑うことを知らぬ巨乳の地球人を受胎させるといった。ほとんどの人は、おそらくこういった出版物を信じたりしませんが、何人かは全部信じるかも。無数の例があるんです、主流派ニュースで偽ニュースの現れることが。

例えば、1996年にニュースメディアのFrenzyは、間違ってリチャード・ジュウェルを非難しました、アトランタ五輪の爆弾犯人だと。後でわかったことは、ジュウェルは実際にはヒーローだったのです。不審な荷物が爆発する前に、人々を避難させたのです。9/11事件では、テレビレポーターが間違って報道しました。飛行機が大統領の避難所キャンプデービッドに突っ込んだと。起こってません。

ネットが偽ニュースを大変革しました。話してるのが、噂であろうが、意図的な誤情報だろうが、バイアスされた不注意、間違ったレポートであろうが。比較的少人数の間であったのが、今や一夜で世界的なフォローになってしまいます。

例えば、2012年に、26名がサンディ・フック小学校で殺されました。ブログやソーシャルメディアはただちに流通させたんです、噂やイメージを。そして、これまるごとが、政府によってお膳だてされ、俳優によるものと主張されました。

2014年にローリングストーン誌は、扇状的な社交クラブのギャングによるレイプ事件を報道しました。全く根拠の無いものとわかり、ローリングストーンは記事を撤回し、レポーターは、名誉毀損の罪になりました。2014年の警察によるマイケル・ブラウンの射殺をどう思おうが、オバマの司法省が最終的に、手をあげて「打たないで」シナリオをルール付けしようが、毎日ニュースを覆うものとしては、おそらくはでっちあげです。そして、警察官は合法的な正当防衛を行います。

「偽ニュース」

しかし、それも2016年までです。実際の偽ニュースという言葉が紹介されたのです、米国民に国家的に。最初にリベラルがこの言葉の使用を推進しました。保守派の誤情報と右派のウェブサイトを指し示してです。たしかに多くありました。

例えば、トランプとヒラリーの戦いについて、Conservative Daily Postというウェブサイトが、大量の汎トランプ・反ヒラリーのプロパガンダを流しました。そして、その名前が前ビューティークイーンのローラ・ハンターだったのです。本物が言うには、そんな記事は書いてないと。彼女が主張するには、偽物が過激な右派のウェブサイトのスポークスマンになりすまし、偽ニュースを推進したと。彼女は告訴しました。その一方で、トランプと保守派は反撃します、彼ら自身の偽ニュースという見解によってです。つまり、バイアスされ、ぞんざいな、間違いだらけの報道です。これが、主流派と左派によってなされていると。

これもたくさんあります。例えば、トランプの大統領としての初日に、タイム誌のレポーターが間違いを報道しました。トランプが、執務室からマーティン・ルーサー・キングの胸像を除去したというのです。ホワイトハウスはすぐさまTweetしました、まだ胸像があることを。レポーターは、自身のバイアスで盲目になっていたのでしょう。最も基本的なジャーナリズムの教義に従うべきだったのです、事実をチェックしろと。

「偽ニュース」の起源

では、もし偽ニュースがこれまでずっとあったなら、なぜ2016年の選挙戦において、毎日のヘッドラインを飾るようになったのでしょう?私はこれを掘り下げ、その試みを発見したのです。これは非営利のFirst Draftと呼ばれるものです。ここが最初と思われます、現代の文脈において、偽ニュースという言葉を使った。

2016/9/13のことです。First Draftがアナウンスしました、悪意のあるでっち上げ、偽ニュースと戦うためにパートナーを組むと。そのゴールとしては、善悪を見分けることになっていました。

ネット検索において著しい未検証の陰謀論を避けることです。異星人の赤ん坊話の今日バージョンを、追いやることです、ネットの忘却へと。

正確にその一ヶ月後、オバマ大統領が光を与えました(?)。彼がスピーチの中で強調したことは、誰かが足を踏み入れ、監督しなければならないと言ったのです、この開拓時代のメディア環境に。公衆には、誰もそんなことを騒いでいるものはいません。

しかし、突然、偽ニュースというトピックが毎日ヘッドラインを賑わすようになったのです。あたかも、メディアが前進命令を受けたかのようにです。そして、米国民主主義への差し迫った脅威であるかのように主張したのです。

利害に成り代わり大衆を操作する

しかし、業界を研究した方によれば、彼らは利害に成り代わって我々を操作するのです。私は、この環境では、組織的にいくつかのテーマが現れることを知ってます。有名なプロパガンディストから聞いた話では、「映画のようなものだ」というのです。ゾッとしました。ほぼ、我々が毎日出くわすシーンやイメージというのは、彼に言わせれば、理由があってそこに置かれているのだと。ときには、置くために誰かが多額の金を出しているのだと。

仮に、アンチ偽ニュース・キャンペーンが、誰かの試みであったらどうでしょう?我々が特定のウェブサイトを見たり、信じたりしないようにするためであったら。物議を醸したり、偽ニュースとレッテル貼りすることによってです。でも、誰がそんなことをしたいのでしょう?

金の流れを追え

点をつなげるために、私が助けになるとわかっているのは、金の流れを追うことです。知りたいと思いました、誰が非営利のFirst Draftに金を出しているのか。そして、その反偽ニュースの試みに。

答えがわかりましたよ。Googleです。Googleの親会社アルファベットはエリック・シュミットという男が運営してます。エリック・シュミットは、偶然にも、ヒラリー・クリントンの選挙キャンペーンに尽力してたんです。自身をキャンペーンアドバイザーと自認していました。そして、トップの数百万ドル寄付者になったんです。

彼の会社はFirst Draftに、選挙初期に金を出していました。当然のことながら、ヒラリーはすぐに反偽ニュース列車に乗り込み、そして彼女の代理である、Media Mattersのデビッド・ブロックは、プライベートに寄付者に言ってます。Facebookを協力させたのは、彼だと。こう考えるのは私だけではありません、すべてがプロパガンダキャンペーンの香りがすると思うのは。

Interceptのグレン・グリーンウォルドは書きました、わかるべき最も重要な事実というのは、最もやかましく偽ニュースと非難する者が、典型的には、それをアグレシブに広めているものなのだと。

しかし、誰も予期しないことが起こったんです。反偽ニュース・キャンペーンが裏目に出ました。推進派が偽ニュースと言うときは、いつでも、トランプが彼らを偽ニュースと呼びます。彼はその言葉を完全に自分の物にしたんです。最初はそれを推進した連中が逃げ出したんです、ワシントン・ポストも含めて。2017/1に書きましたよ、「汚れた偽ニュースという言葉から撤退しよう」と。事実、今では一般に誤報道されてます、この言葉を思いついたのがトランプだと。実際には、敵を乗っ取ったんです。今や、それぞれの側が、反対側を偽ニュースと呼び、疑問を付すのです。

意見を操作する二つの方法

さて、ここから学べるものは何でしょう?私は、誰が正しいかなど判断しません。私に言えるのは、パワフルな利害が、あなたの意見を操作する二つの方法があるということです。

第一は、メディアが、事実や意見を削ったり、隠したりすることです、報道するのではなく。第二に、たくさんのメディアが同じ話を報道することです。同じ話を広めるんです、同じソースに依存して。同じ言葉を使うことさえあります。

考えてみてください、ある一日に数千もの真っ当なニュースが流され、その報道の仕方されかたは無限のはずです。皆が同じようであれば、組織化されたキャンペーンの可能性が高いのです。

「メディア・リテラシー」とは操作である

そして、最後にですが、警告です。これはメディア・リテラシーについて、言いふらされる新たなキャッチフレーズです。誰を信頼すべきかそうでないか、我々が言うというものです。メディア・リテラシー推進派は懸命にやってます、州法を成立させようとしてます、彼らのバージョンのメディア・リテラシーをです。それを公学校で教えようと。彼らは、ウェブサイトを作ります、大衆向けジャーナルのリソースとして。大学とパートナーを組んでです。

思うに、メディア・リテラシーというのは、新たな名前です、あなたに何を信じてほしいかを推進する人々にとっての。自身のアジェンダを持つ人々は、あなたを馬鹿にし、自分達が中立な権威であると思わせるようにデザインされた言葉を使うのです。覚えておいて欲しいことは、利害関係者がこれほど懸命にあなたの意見を形成しようとしているとき、彼らの真のゴールというのは、あなたと真実のあいだに、もうひとつの層を作り出すことかもしれません。

 

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