ダン・コーエン:シリアの欺瞞 Part 1:アルカイダ、ハリウッドに行く

このドキュメンタリーは非常にわかりやすいです。シリアをめぐる西側の陰謀の一環として、ハリウッドやメディア、その周りのウソつき達と共に、いかにして一般大衆を騙していくか、そのやり方が良くわかります。

製作者はダン・コーエンという独立ジャーナリストで、主にパレスチナを中心として活動しているようですが、どこかで見たことあると思ったら、RTには結構でてきますね。–>RTでは「特派員」として紹介されてます。

内容としては、「Cries Of Syria」というアサドを悪魔化するためのドキュメンタリー映画を批判するものです。この映画は国際司法裁判所やら米国議事堂やらで上映会を行い、現在はNetflixで見れるとのこと。

しかし、いつもながら連中(西側)のやり方は杜撰極まりないもので、他でも良く引き合いに出されるのが、当時7歳の少女バナ・アラべドです。内戦状態のシリアから流暢な英語のTwitterで世界に呼びかけていた子です、「シリアの子供を救うためにもっと爆撃しろ」などと。後のトルコでのインタビューではこんな感じ。

トルコにおいて、バナは国営メディアTRTに登場した。
脚本無しのインタビューだ。
彼女は、英語の理解という点ではほんの少しだ。
ここで、バナの母が何を言うべきか教えるところが見られる。

イスタンブールの食べ物は好き?
はい。
何が好き?
シリアの子供を救って。
イスタンブールはどう思いますか?
(母親が教える)
サカナ。
サカナが好き?
はい

しかし、こんなに杜撰でもいいんです。一般大衆は、こんな暴露ドキュメンタリーなど見ませんから、「アサドは悪魔の自国民虐殺者」などと信じこんでしまいます。

これは他も同じですよね、9/11にしても、ある程度丁寧に見ていかないと確信にはいたりません。

しかし、この壮大な計画を一体誰が指揮しているのかは、この映画からはわかりません。わずかに、シリア体制が崩壊すれば、石油会社やら何やらが儲かるだろうことまでです。9/11の場合も同じですよね。一体誰がこんなことを指揮したのかは明確にはわかりません。

しかし、これも丁寧に見ていけば、確実に存在してるであろうことはわかります。姿は見えませんが、こいつらが世界中の人間を意のままに動かそうと常に画策してるわけです。って、これは普通の人には「陰謀論」でしょうけれど。そういう人はもはや情弱ですよね。日本人には、そんなのが特に多いと思います。海外の人は、かなり目覚め始めているという実感が私にはありますが。

さて、このドキュメンタリーに出てくる「我々の敵側」の人達は、どう思ってるんですかね?平気でウソをついているのでしょうか?それとも、信じこんでいるのでしょうか?

最後の方に「Cries From Syria」の監督へのインタビューがあるんですが、この人は本気のようにしか思えませんでした、私には。他の人物は、バナ・アラべド以外は皆ウソつきですかね。彼女は善悪の判断などなく、自分の話している英語の意味もわからず、言われたことをしてるだけですから。

誰がウソつきで誰が本気で信じ込んでしまっているのか判断するのも一考かと。

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