海外の、特に独立メディアを見ていると、新聞・テレビがどうやってウソをつくのか、あるいは印象操作するのか、その手口がわかってきます。今回のコロナ騒ぎでも全く同じことをしてますね。これには二つの原則があります。
- 洗脳したいこと、都合の良いことは大々的に報道する。
- その一方で知らせたく無いことは一切報道しない。
ですから、長年(とはいっても、ここ3、4年ばかり)注意深く見ていると、おおよそわかってくるわけですよ。
- 大々的に報道されていることには、何かしら裏の意図がある。
- 海外で報道されてるのに報道しないのには、何かしらの理由がある。
ということです。しかしもちろん、連中は意図・理由については一切言いませんから、想像するしかないわけです。自身の知識範囲でしか論理が組み立てられませんが、間違いなく連中はジャーナリズムなどではなく、どこからか指示されてるだけです。私としてはこれを何度も確認しているので断言できますね。
しかし、新聞・テレビしか見ない人には、当然ながらこれには絶対に気が付かず、流されるストーリー通りの印象しか持たないわけです。さらには、新聞・テレビが嘘つきであると断言できないジャーナリストはジャーナリストなどでは全く無く、ただのゴミでしかありませんね。
具体的な例としては、ここ2,3年注視していたシリア情勢があります。これを見ていって、いかにして新聞・テレビが国民を洗脳していくかが良くわかったんです。まぁ、興味のある方はこの先を読んでみてください。
2018/4/8、アサドによる化学兵器攻撃
シリア問題というのは、もちろん以前からあったんですが、ここで取り上げるのは2018/4以降のことです。発端としては、2018/4/8に、当時シリア反体制派が占拠していたドゥーマ市の病院で化学兵器攻撃があったと言って大騒ぎになったことです。当時、ふだんはシリアのことなど気にもとめない日本のテレビでも、どういうわけかしつこく放映されていたと思います。以下のような映像です。
パニクった人々が、毒ガスを落とそうと水をかけるシーンですね。これは誰でも見たと思います。そして、ストーリーとしては、シリアのアサド大統領が反体制派に対する攻撃のために、禁じられているはずの毒ガスを使ったというものです。
その一週間後だったか、トランプはシリアをミサイル攻撃することを決定し、米英仏が実際にトマホークをシリアの「化学兵器製造工場とみなした施設」に発射したわけです。これは大して被害がなかったんですがね。
それ以降はおそらくテレビ報道は無かったと思います。ぽつぽつと新聞報道されたこととしては、「やっぱりアサドが化学兵器を使った」「米国はサリンを使った証拠を持ってる」「OPCWが現地調査した結果塩素ガスだった、アサドはこれを使ったらしい」そして、「OPCWが結論を出した。使われた兵器は塩素ガスで、アサドが飛行機で落としたらしい」というようなストーリーですね。
つまりは、「穏健な」反体制派によって占領された領土を取り戻そうとしたアサド大統領が、禁止されている化学兵器、シリアでは「とっくの昔に処分しました」と言っていたものを使い、一般住民も巻き添えにする形で使用したと言うわけです。
しかしこれは、まるごとすべてが全くのウソです。それも、あらゆる組織がこのウソに加担していいます。救助隊のフリをした実はテロ組織のホワイトヘルメット、真実がわかっていながら攻撃をした米国、上から指示されている新聞・テレビ等の国民洗脳装置、そしてさらにはOPCW、つまり国際化学兵器禁止機関をも巻き込んだ一大ウソ陰謀なんですよ。
ですから、コロナで大嘘ついていても別に驚きはしませんね。ウソにウソを重ねる連中なんですから。
ドゥーマ事件の真のストーリー
これについては、たくさん記事を書いたり、字幕付けしており、そのすべてを見てもらうのは大変でしょうから、簡単にあらすじだけまとめてみます。こういうことなんです。
- 当時ドゥーマは、いわゆる反体制派が占拠していた。
- ホワイトヘルメットがアサドに罪をなすりつけるべく「化学兵器攻撃」を画策した。
- しかし、実際には化学兵器などではなく「エア化学兵器攻撃」だった。
–>ただし、毒ガスの「入った」キャニスターは二つばかり置いといた。 - そして、病院にいきなり飛び込んで行き、「毒ガスが撒かれた!」と騒いだ。
- 居合わせた人々はパニクって毒ガスを落とすべく水をかけまくった。
- その様子をホワイトヘルメットがしっかり撮影し、SNSに流した。
- これを新聞・テレビが大々的に報道した。
こういうわけです。なんか似てますよね、「エア化学兵器攻撃」と「エアウイルス」は。騒ぎさえすれば、それを新聞・テレビが報道すれば、存在することになってしまうわけです。
さて、これを受けて、本当にアサドの仕業かどうか調べる以前にバカなトランプがシリアにミサイルを発射したというわけです。それも、イバンカに「シリアの子どもたちが可哀想」などと懇願され、さらに子供達が死ぬかもしれない状況にしたわけですね(笑)。
さて、その後の経過なんですが、こうです。
- アサドはこの地域の奪還寸前だった。実際に事件直後に奪還している。
- ロシアが直後に入ったが、何の化学兵器攻撃の痕跡も無い。
- 西側のジャーナリストも素早く入ったが、やはり何の痕跡も無い。
- 病院の医師がビデオで証言、「毒ガスだと言われたので、皆パニックになった」
- 水かけられた子供がハーグのOPCWで証言、「水かけられただけ。何もなかった」
その後、もたもたしていたOPCWの現地調査団が入ったわけですね。結論が出るまで相当かかりました。暫定レポート、最終レポートと出たんですが、結論としては。
- 塩素ガスが使われたらしい。現場に残された毒ガスキャニスター(シリンダー)は航空機から落とされたらしい。
と、いかにもアサドが飛行機で塩素ガスの入ったキャニスターを落として攻撃したかのような結論になっていました。ところが、このレポートにはおかしな点があったんです。また、この時点で当初米国の言っていた「サリンが使われた証拠がある」との主張が完全に大嘘であることが明らかになりました。サリンなんか検出できません。
しかし、最大の問題としては、
- 航空機で上から落とされたにも関わらず、塩素ガスキャニスターの落下地点が不自然
- 検出された塩素は、どこにでもあるようなもの、水道浄水とかプールに使うような化合物である。
という点です。いかにも塩素ガスという点が無理やりです。それ以上に問題なのは、航空機で落とされたものでなければ、現場にいた者が置いたということになり、すなわちアサド側では無いことになるわけです。
OPCW調査員の内部告発
OPCWのレポートにはそういったおかしな点があったんですが、決定的なのは、OPCW内部から告発があったことです。それも一人ではなく、二人・三人と出てきたんですね。もちろん、新聞・テレビでは一切報道されてません。その一人が、国連でも顔出しで証言してます。URL忘れましたが、国連ウェブサイトでもビデオが見れます。
彼ら告発者の言うことはおおよそ以下です。
- 俺たちはドゥーマの現場に行き調査した。俺たちの結論としては、キャニスターが航空機から落とされたものでは無いことだ。なぜか、OPCW本部は俺たちの結論を捻じ曲げてレポートを作ってしまった。
さらには、
- OPCW本部に米国人がやってきて、事実をねじ曲げろと圧力をかけてきた。
ということです。
普通の人はここまで見れません
このように詳細に追っていくと、まるで逆のストーリーが真実であることがわかってきます。しかし、普通の人には見れないんです。そこに情報は転がっているんですが、ここまで丁寧には見れません。
それをいいことに、新聞・テレビは徹底的に誘導してますね。今回のコロナ騒ぎも同じですよ。もう一度原則を確認しましょう。
- 洗脳したいこと、都合の良いことは大々的に報道する。
- その一方で知らせたく無いことは一切報道しない。
したがって、真実を掴む方法としては以下です。
- 大々的に報道されてることには裏の意図があるはず。どのような意図だろう?
- 連中が報道しない何らかのことがあるはず。どんな話があるのだろう?
まるで小学生の授業ですが、これが真のリテラシーというものですね。読売などは「新聞を使ってリテラシーを育もう」とか何とかやってますが、どの口で言ってるんだか。恥ずかしくて死にたくなりませんかね。
参考資料
OPCW内部告発者の国連証言は以下ですね。2分程度の短いビデオです。
コメント
マスコミが大騒ぎをして危険だ危険だと言っているときは安全。黙っているか報道しないか安全だと言っているときは危ない。
コロナもシリアもマスコミが描く世界は虚構の姿ですね。真実はそこにはありません。
思い出してみると4,5年前?イスラム国の残虐性が派手に報道されていました。その後ロシアがシリア政府の要請で介入して残虐なテロリストを追いつめ大半を一掃したのに、このことについては報道されません。勝ってる側は毒ガスなど使いません。多くの人は一連の流れの中で起きていることを理解しようとはしませんね。衝撃的なニュースに反応するだけです。反応の仕方もプログラムされています。
欧米からごろつきのように描かれているアサドという人は動画などを見ると、とても冷静で知的で、言っていることも誠実さを感じます。でもほとんどの人はそこまで調べようとしません。マスコミのニュースをそのまま信じます。ごろつきなんだと。テレビや新聞で言っているんだから本当だという「常識」が今でも通用しています。
でもそれを暴き真実を伝えようとする側もちょこっと問題があると思っています。りきみ過ぎなんです。僕も全く知らない人に言う時ちょっと?かなり?りきみ過ぎてしまうので気持ちはわかります。これでは伝わらないなと反省します。
テレビやマスコミは本当に罪深い存在だとつくづく思います。嘘は大掛かりであればあるほど信じます。1%に奉仕するのがマスコミの仕事です。金を出しているのは1%ですから当然です。もとはといえば私たちから吸い上げたお金ですけど。単純な道理だと思うのですが、これすらも理解しようとしない現実。人々の無知蒙昧ぶり?を非難しているわけではありません。それが現実ですからただ認めるだけです。認めるだけだから怒りは発生しません。
でも、何とかしたいですよね。応援しています!
>テレビや新聞で言っているんだから本当だという「常識」が今でも通用しています。
その通りですね、同感です。教育の成果でしょう、ここは民主主義社会で、言論の自由があり、ジャーナリストは自由に物を言ってるとか何とかを信じこんでいるわけです。
本当にマイナーなものを見ないと、そうではないことには気が付かないです。海外の翻訳もの、例えばニューズウィークなども、話題こそ異なるものの同じですから。
内海聡か誰かが言ってたと思いますが、全部言ってはいけないというようなことを言ってました。それぞれ自分の考えに凝り固まっているので、いきなり否定されたくはないんですね。
ヒントだけ言っておくのが良いと言ってたような気がします。もちろん、その人が考えを変えたかどうかは確認できないのですが。