簡単なプロバイオティクスの摂取方法

先に梅干しの話しを書いたわけですが、そこで、スーパーに売ってるものは、ほとんど偽物だろうと書きました。自然食品店などには本物があると思いますが、高いと思います。きちんとしたものは、それなりに手数がかかりますから、安い商業生産では無理なことは当然です。

最良の道としては自分で作ることです。手間がかかり、それなりの道具は必要ですが、難しくはありません。

それ以前に基本をおさえたいんですが。。。これは個人的信念であり、根拠を求められても困るんですが、人間の健康というのは、かなりの部分を微生物に依存しています。人間というのは個体ではなくて、他の生物に大きく依存するものなんですね。これは、食料としての目に見える植物や動物だけではなく、身体の中に巣食っている微生物もです。それらの役割がかなり大きいようです。

実際に、スザンヌ・ハンフリーズやその他の動画を後で紹介しますが、彼らの言うこととしては、免疫力の8割は腸にあり、それを担っているのは腸内微生物であると。簡単に言えば、いわゆる善玉菌がカギなわけです。基本的には腸内細菌が存在しなければ人間は生きることはできません(おそらくこれは、科学的事実であって、誰も反論できないものと思われます)。

つまり、人間というものは単体で生存するものではなく、別の生物と協調して生きてるものなんです。ここをちゃんと認識しないといけません。

そしてまた、(スザンヌ・ハンフリーズだったか?)誰かが言うには、腸内細菌というのは「臓器であると言ってもいい位」だと。

さらに身体の中だけではなく、表面についても細菌が守っているわけですよ。良く言われることとしては、「キレイキレイ」だの「ビオレママ」だので殺菌すると後々大変なことになるぞと。「細菌を殺せば健康になれる」なんてのはウソ八百です。かえって不健康になるわけです。少しでもこれについて聞いたことがある人ならわかるでしょう。身体表面の細菌を消し去ることがいかに危険であるか。

かように現代の売らんかなマーケティングというものは恐ろしいものなのです。

日々見ているテレビというのは、基本的には金を巻き上げて我々を殺すようにできています。まぁ、それ以前に病気にして医者と医療産業ががっぽり儲けることを目指すわけですがね。とにかくウソだらけであることを認識しなければなりません。1から10まですべてウソなんです、というより誤誘導・誤情報ですね。

さて、前振りが長くなりましたが、梅干しが高価、あるいは手作りが面倒とすれば次善の策としては何でしょうか?これは漬物です。

簡単です。スーパーに漬物バッグといったようなものを売ってるので、それに適当に野菜をつけとくだけです。こんなやつです。普通にスーパーで売ってます。

ここに好きな野菜をつけとくだけなんです。基本的には冷蔵庫に入れときます。外に出すと発酵が進みすぎるので。

が、しかし、やってみるとわかりますが、結構面倒な部分が出てきます。漬けすぎるとしょっぱくなるし、野菜の水分が出てくるので、それを除去しないといけないし、塩分濃度が薄くなるので加えないといけません。そしてそもそも、使われてるヌカは安全なのか?農薬バリバリ入ってるのではないかという疑念があるのです。

–>ちなみに、これを使い続けるには、水分除去、塩分追加に加え、ヌカ(粉状のもの)を追加する必要があります。うちでは袋のままではなく、結局タッパーに移し替えて補充しつつ使ってますね。

ともあれ日本の伝統的なプロバイオティクス摂取方法としては、かなりお手軽な方法です。自宅でぬか漬けをしたことが無い方は、一度は試してみる価値はあると思いますよ。おいしいですし。

しかし、もっと簡単にプロバイオティクス、つまり善玉菌を摂取する方法はあるんです。何も各社が出してるプロバイオティクスサプリメントを買う必要などありません。

ちなみに、花粉症対策などにもプロバイオティクスサプリを出してるところがあります。例えばこれです。

 

善玉菌の働きによって花粉症に対抗すると称していますが(もちろんこんなのは薬事法にひっかかるので、連中はうまく宣伝してますがね)、こんなものが必要なのか、疑問に思ってしまいます。企業としては「他の乳酸菌よりはるかに強力なのだ」と宣伝してますがね。普段デタラメな食生活をしてる人が、それを補完するためにこういう物を必要とするのでしょうけれども、結局は中途半端になるでしょうね。これにも科学的根拠は何もありません、直感的なものですが。

で、漬物が面倒だとすれば何か?今現在私が凝っているものとすれば。。。ここ二年位続けているものですが、ザワークラウトですよ。これはドイツ風発酵キャベツです。

なんだ和風じゃないのかよ!

と言うなかれ、別にキャベツでなくてもできます。ただし、その場合カビる危険性が高くなりますが。実際キュウリで夏のさなかにやってみたらカビました。こんなんですね。

これは、野菜に元々含まれる微生物を増殖させるものです。以下はキャベツについて書きますが、必要なものは以下です。

  • キャベツ(できれば有機栽培のもの)
  • 上記重量に対して1.5%から2%重量の海塩あるいは岩塩

はい、これだけです。うちでは有機がめったに手に入らないので、スーパーのキャベツでやってますが全く問題ありません、海塩や岩塩は簡単に手に入りますね。普通の食卓塩とかは絶対だめです。

作り方としては以下です。

  • 一応まな板や包丁を熱湯で消毒しますが、それほど神経質になることは無いようです。おそらく水で流せば大丈夫です。
  • キャベツをできるだけ細かく切る。微塵切りでも良いし、フードプロセッサでもよいです。
  • 1.5%から2%の塩をまんべんなく混ぜる。これは素手でやってますね。するとキャベツから水分が出る。
  • できるだけキャベツが水に浸っているようにできるだけ潰す。何らかの重しをした方がよい。
  • もしキャベツが水に浸らないようであれば、水を追加するが、湯冷ましであること。塩の量も調節する(後述)。
  • 気温にもよるがそのまま二日~一週間位放置。寒い冬場は直射日光に当ててもよい。

これだけです。塩分濃度を高くした方が失敗しにくいですね。というのも、塩によって悪い細菌の繁殖ができなくなるからです。

善玉菌はどこから持ってきてどう入れるんだ?と聞かれるんですが、野菜にそもそもついてます。何も要りません。これが繁殖するわけです。

できたかどうかは、酸っぱさで判断できます。もし失敗の場合(キュウリでは失敗しましたが、キャベツでは一度も無いですね)は、表面にカビが生えますが、カビをとれば食べられます。

保存は冷蔵庫で。外に出しておくと発酵が進み過ぎてしまいます。十分に善玉菌が繁殖した後は冷蔵庫で、ほぼくらでも保存できます。というのも、この時点では善玉菌が完全に制圧しているので、他の細菌は一切繁殖できないのです。

–>そういえば、食べていって量が減っていったらカビが生えたことがありました。善玉菌の量によりますね。

基本的に素材が水を被っている状態にしましょう。塩を入れると野菜から水分が出てきますが、そうでない場合には水を入れても良いです。が、湯冷ましにします。水道水を入れると善玉菌が死んでしまいますし、高温だとやはり死ぬと思われます。おそらく60度以下でないとだめです。

水を入れた場合にも総重量の1.5%から2%の塩をいれます。と、いろいろ注意点はありますが、基本的にキャベツと塩だけなんで非常に簡単です。

ちなみに、塩分とりすぎでは?という向きもあるでしょうけど、塩分過剰摂取というのも、あれもウソですからね。塩分が悪いのではなく、にがり等の除去された精製塩が悪いのです。塩分はそもそも人間にとって必要なものであることは誰もが知ってると思います。その中の微量元素をとりさってしまった精製塩が悪いのです。ここをわかっていないバカ報道が多いので、これまた注意が必要ですね。

海塩についてはピンきりあるのですが、おすすめは安いヒマラヤ岩塩とかですね。こんなんですかね?

 

ロックタイプのものは砕かないといけないので、粉末になってるものの方が使いやすいですね。

以上については、以下の動画を見てください。どれも、いかに腸内細菌が重要であるかが強調されてます。そして、それを育てることの重要性です。最後のものはサプリの宣伝ですが。

 

コメント

  1. kiyo より:

    結局、手作りが一番安全という事になりますね。僕もぬか漬けもそうですが、味噌は7,8年前から、梅干しは2年前から作っています。味噌は3年寝かせてます。米ぬかで作った乳酸菌発酵液はスプレーで手や顔やお部屋に吹き付けて使ってます。除菌というイカサマより余程いいんじゃないかな。