この記事の三行要約
- Cherry Pickingとは、自説に都合のよい証拠だけを採用し、不都合な証拠を無視する論理的誤謬である。
- フラットアースは、自説に都合のよい事実だけとりあげながら、数多くの反証を無視しており、典型的なCherry Pickingに当たる。これは、ウイルス学やワクチン研究など、いかさま学問とまるで同じ。
- この記事では、太陽の見え方や南極白夜、ジャイロスコープ実験など、平面地球説では説明できない「不都合な真実」をランキング形式で紹介する。
Cherry Pickingとは?
フラットアーサーの愚かさ(29):Elephant in the roomに引き続き、英語表現第二弾です。
「Elephant in the room」の意味は、皆さん調べてもらえたでしょうか?Cherry Pickingの意味だけ解説しておきます。
「自分に都合の良い証拠だけを選び、都合の悪い証拠を無視して結論を主張すること」を意味する論理的誤謬(logical fallacy)の一種。もともとは「サクランボ狩り」で、熟した実だけを摘み取ることから来た比喩。
よくウイルス学とかワクチン研究で行われていることですね。自分に都合のいい(というか、製薬会社に都合のいい)データを取り揃え、「ウイルス怖い」とか「ワクチン効く」とか言ってる馬鹿げた主張です。
もちろん、フラットアースでも同じことが行われています。全く何の違いもありませんよ。
フラットアースにおけるCherry Picking
例えば、「水平線は平らに見える。だから地球は平面だ。」と主張しながら、日没、北極星の高度変化、南半球の星の回転、月食の地球の影、人工衛星の観測、測地学などを説明しない、あるいは無視するなら、これは間違いなく「Cherry Picking」という論理的誤謬です。つまり、自説に合う現象だけを採用し、矛盾する大量の観測事実を取り上げないのです。
科学においては、自説に都合の悪い証拠こそ、真っ先に検討することが重要です。もし都合の悪い観測結果が見つかったら、仮説を修正する、新しい説明を考える、仮説を捨てるという姿勢が科学的方法と言えます。
一方、Cherry Pickingでは都合の悪い証拠を無視し、自説に有利な情報だけを集め続けるのです。まさにこれがフラットアースです。
もちろん、フラットアースは科学などではなく、科学のフリをしたただの宗教的信念にすぎませんから、「それを言っちゃ、おしめえよ」とか言われちゃいそうです。指摘するだけ野暮というものですが。
フラットアーサーが無視する「不都合な真実」
ということで、フラットアーサー「不都合な真実」をランキング形式で見ていきましょう!誰もわかりやすいもの、決定的なものから行きますよ。
第1位:太陽が沈んでしまう!
ぶっちぎりの第一位で説明不要ですが、一応ここに説明があります。平面説太陽点光源モデルが真実であれば、水平線・地平線に太陽が沈む(ように見える)ことは絶対にありません。
最近、これに反論してくるフラットアーサー(らしき人)がいたのですが、その論理の間違いを指摘していたら、返答がなくなりました。
こう言い張るのです、「地球を囲んでいるドームに太陽が写ってる(か、張り付いている)だけであって、ドームの外にあって、地面の下に行くんだ」と言うのです。私はこう返しました、「日本で夕日が見えるときには、例えば西方のイラクあたりで真上に見えるはずですよね?すると、日本からは地面に沈みかかってる太陽を見るけれども、イラクではドームのてっぺんにそれがいるのですか?」
第2位:太陽が半分の大きさにならない!
太陽が真上にあるときと、60°移動して地表から30°の角度になったときでは、太陽の直径が半分に見えないとおかしいです。60度移動すると、太陽までの距離は最初の2倍になるので、大きさは半分に見えるはずだからです。しかし、いつも太陽は同じ大きさに見えてしまいます。説明はここにあります。
もちろんこれは、第1位の件にも関わってきますね。地平線・水平線に沈むような角度になるならば、このとき太陽はおそらく星位の大きさでないと辻褄があいません。
第3位:南半球での星の見え方がどこでも同じ!
「南半球での星の見え方が、オーストラリアだろうが、南アメリカ・アフリカだろうが、どこでも同じ」という事実は、平面説では説明不能です。これを説明可能にするには、オカルトが必要ですね。この原理は北半球の人にはわかりにくいと思うので、こちらをどうぞ。
第4位:北極星の仰角が合わない!

平面説では、各地における北極星の仰角の観測事実は説明不能です。北極星点光源モデルでは、どうやっても合いません。全く辻褄があわないのです。これは何度もとりあげてきていますが、例えばこちらをどうぞ。
第5位:フラットアーサー自身が南極白夜を確認
フラットアーサー自身が南極白夜を確認しています。南極白夜は平面説では絶対に起こりえないことです。こちらをどうぞ。
第5位:「重力はない。密度と浮力だ」は論理破綻
「重力はない。物が落ちたり浮かんだりするのは密度と浮力のせい」なのだそうですが、その浮力というものは、「下向きの力の存在が大前提である」ことを、そもそもフラットアーサーはまるで理解できていません。詳しくはこちらをどうぞ。
第6位:太陽の角速度は一定になりえない!
これも太陽ネタですから、みなさん確認しやすいですね。平面説太陽モデルでは、太陽の角速度は一定になるはずがありません。しかし、現実には一定です。これもわかりにくいと思うので、こちらの説明をどうぞ。
第7位:不都合なジャイロスコープ実験
ジャイロスコープを回しておくと、一時間に15°向きがずれてしまいます。これをフラットアーサー自身が実験して確認していますね。しかも、映画の中でです。なぜ一時間に15°変わるのかって?地球が24時間で360°回転するからです。
第8位:太陽高度が未だに決まらない!
19世紀のロウボサムの時代から、太陽高度を計算しようとしているのに、未だにわかりません。この理由は簡単で、高度を求めようと三角測量を行っても、その仰角は球体地球(と超遠距離にある太陽)でのみ意味を持つ値だからです。
あちこちで観測し、それを平面説点光源モデルに適用して計算しようとしても、矛盾が発生するだけだからです。こんな簡単なことをフラットアーサーは未だに理解できません。この悲劇についてはこちらをどうぞ。
第9位:太陽軌道が現実と合わない!

平面上を太陽という点光源が回るというモデルでは、観測事実と全く合いません。こんなことは、少し計算しただけでわかることなんですが、意外に思いつかないものです。こちらをどうぞ。
第10位:豪州東西横断鉄道の怪!
平面地図が正しければ、例えばオーストラリアはもっと横長の地形のはずで、東西横断鉄道は新幹線並のスピードのはずなのですが、これまで100万単位で乗車しているはずなのに、そんな報告はないようです。











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