ドーン・レスターによる記事です。原文は以下。
我々の前回の記事細菌理論の致死的誤謬が暴露したことは、「細菌」なるものが病気を起こすことに何の科学的根拠も無いことである。
この暴露によって、根本的な疑問が生ずるだろう、感染と主張される病気の移動についてだ。病気は細菌によって起きるのではないのだから、移動可能であるわけが無いという宣言によって答えられる疑問である。
大多数の人々は、この宣言を極めて物議を醸すものとみなすだろう。同じ時期に同じ症状を起こす人々を見かける日常生活の経験とは矛盾するからだ。この経験が常に証拠として解釈される。つまり、これらの人々は同じ病気に「罹患」したのであり、これは細菌によって撒き散らされたものであると。このような同時発生の健康障害の解釈が一般的ではあるものの、それにも関わらず誤っている。
この宣言は、人々の心に否応もなくさらなる疑問を浮かばせるだろう、その主なものとしては。なぜ病気が感染性であるように見えるのか?細菌では無いとすれば、何なのか?前者の答えとしては、見かけにごまかされていることだ。後者の答えとしては、人々が、有害な物質や影響の複合的な組み合わせに曝露し、それによって病気に関連する症状をもたらしたことだ。さらに、我々の本「What Really Makes You Ill?」で説明したように、症状というのは、身体が生来持つ治癒プロセスを表すものなのである。これらは、毒物を放出し、ダメージを修復し、健康を回復するという身体の試みなのである。近接した人々が同じような症状になる理由は、同じような有害な物質あるいは影響にさらされたからである。
1918年のインフルエンザ
これを詳細に説明するベストな方法としては、例を通してみることだ。現在の「パンデミック」と主張される観点から、最も妥当な例としては、1918年のインフルエンザであろう。
インフルエンザは、2018/11のWHOによる「Influenza(Seasonal)」と題されたファクトシートに定義がある。これは、季節性の病気であり、その特徴として特定の症状が挙げられる、特に熱、咳、頭痛、筋肉と関節の痛み、喉の痛み、鼻水であると。本質的に危険なものではないとみなされるものの、「ハイリスク」の人々にとっては致死的と言われる。つまり、5歳未満の子供、65歳を超える大人、妊婦、そして特定の疾患を抱える人々だ。
1918年のパンデミックでは、2000万から1億人が犠牲になったと主張される。しかし、「季節性」という種類にも関わらず、1918のインフルは、完全に異なる人口に影響を与えたのだ。大人における死者の大部分は20歳から40歳であった。加えて、彼らの経験した症状としては、WHOの説明とは非常に異なるものが報告されている。スタンフォード大学の記事「The Influenza Pandemic of 1918 refers to physicians」で報告し、声明していることとしては以下だ。
人々が出勤途中に突然インフルエンザになり、数時間で死亡してしまった。
それでもなお、この病気が通常のインフルエンザのわずかなバリエーションに過ぎないと主張される、2006年のCDC記事「1918 Influenza: the Mother of All Pandemics」のようにだ。
その当時以降のすべてのインフルエンザA型パンデミック、そして本当に世界中のすべてのインフルエンザA型のケースにおいてだが、これらは1918年のウイルスの子孫によって起こされたものである。
これは強調しておかねばならないが、ウイルスとは生きているものではない。したがって子孫を残すことはできない。
医療とワクチンの影響
1918年の「パンデミック」の重要な側面としては、それが第一次大戦末期に起こったことである。兵士というのは通常人口の中でも最も適合し健康な者であるが、しかし、たびたび兵士が最も深刻に影響を受けたことが報告されている、特に米国では。2014年の記事「Death from 1918 pandemic influenza during the First World War」ではこう言う。
インフルエンザのパンデミックが全軍隊を襲った。しかし、最大の罹患率としては米国人であった。100万を越える米軍の26%を病気にさせたのである。
そしてこう主張している。
インフルエンザ・パンデミックの起源としては、第一次大戦風に軍隊キャンプや陣地を占領した男たちと密接に関連している。
これらの男たちが病気になり死亡した理由がある。一つのキーとなる理由は、医薬品とワクチンである。両者とも直接的に罹患率と死亡率に直接リンクしているのである。
「Swine Flu Exposé」と題されたブックレットの中で、エレノア・マクビーンは1918年のインフルエンザに触れ、こう説明している。
この戦争で良く言われたことは、「敵の銃弾(Shot)よりもワクチンの注射(Shot)の方が兵士をより殺した」である。加えて、ワクチンは病院で投与される毒性の薬であり、多くの場合に治癒を不可能にした。男たちが若くはなく、そもそも健康でもなければ、軍隊における大量毒物投与に負けてしまったのである。
20世紀初頭に、インフルエンザ治療薬として処方された薬はアスピリンである。その危険性は当時でも知られていた。しかし、それ以降、呼吸器問題を起こすことでも知られている。2009年11月の記事「Salicylates and Pandemic Influenza Mortality, 1918-1919 Pharmacology, Pathology and Historic Evidence」ではこうある。
1918年には薬物動態データはなかったが、(現在のものが)示すことは、アスピリン療法によって「スペイン風邪」にかかりやすくさせることにより、深刻な肺疾患が見られた。
この病気はもともとバクテリアによって起こされると信じられ、多くのワクチンが開発された。2009年の記事「he fog of research: Influenza vaccine trials during the 1918-19 pandemic」ではこう言っている。
様々な種類のバクテリア用ワクチンが広く使われた、回避及び治療目的でだ、1918年から1919年の大規模なパンデミックの間で。
ハーバート・シェルトンは、その本「The Hygienic System: Vol VI Orthopathy」の中で流行を「大衆病」と呼び、次のように付け加えている。
著者が滞在した訓練キャンプでは、数百件のおたふく風邪があった、インフルエンザ・パンデミックのさなかにである。しかし、これが報道されないのである。このパンデミックの中で、以前と同様あるいはより多くの風邪があったのだが、ほとんど誰も風邪をひいてないのである。風邪はインフルエンザだったのだ。インフルエンザという名前が一律に適用されたのだ、患者の疾患が何であれ。
2020年の「パンデミック」との類似性が著しい!
20世紀初頭のワクチンは、21世紀のものとは異なっているが、その成分は多くの特徴を同じとしている。最も注目スべきは毒性と神経毒性だ。20世紀のワクチンは、多くの副作用に関連していた。これには嗜眠性脳炎がある。アニー・ライリー・ヘイルはその著書「The Medical Voodoo」でこう言う。
1926年8月の「The British Journal of Experimental Pathology」において、二人の著名な医大教授、ターンブルとマッキントッシュが様々な嗜眠性脳炎つまり「眠り病」を報告したが、これは彼らの監督下におけるワクチン接種によるものであった。
ワクチン接種後の脳炎は良く知られたものだった。1931年9月の「Post-Vaccination Encephalitis」は言う。
ワクチン接種後の脳炎は病原不明の病気であり、近年になって現れたものである。これは、最近の天然痘ワクチンの出現以外に要因が見当たらない。
医薬品やワクチンの副作用は驚くにはあたらない、その成分の毒物的本質を考えれば。「Virus Mania」の著者達はこう説明する。
加えて、その当時大衆に与えられた医薬品とワクチンには、毒性の高い物質が含まれていた。重金属、ヒ素、ホルムアルデヒド、クロロホルムである。
世界大戦の他の効果
兵士が曝露した有害物質としては、医薬品とワクチンが唯一ではなかった。その著書「Pandora’s Poison」の中でジョー・ソーントンは、塩素について議論している。これは、塩化物塩中の自然な状態では安定し、比較的害の無いものだ。それに比較して、塩素ガスは高度に反応的で破壊的で致死的である。彼はこう説明する。
環境に放出された場合、塩素ガスはゆっくりと地表を多い、一様な雲状になる。第一次大戦の現象として良く知られることは、これが化学兵器として兵士に使われたことだ。塩素の最初の巨大規模の応用である。
塩素ガス攻撃から生還した者は、その後一生を呼吸器疾患で苦しむことになる。ジョー・ソーントンがその効果について述べる。
塩素化合物は、特に有効な化学兵器であった。毒性が高く、油溶性のゆえである。したがって、これは細胞膜を通過でき、肺、目、皮膚の組織を破壊し、兵士を戦闘不能にし、極端な痛みを起こすのだ。
他にも呼吸器疾患を起こす毒性化学物質があり、これが誤ってインフルエンザとされたかもしれない。例えばニトログリセリンである、これは巨大量が製造され、第一次大戦では広く使われた。その重要性をニコラス・アシュフォード博士とドクター・クラウディア・ミラーがその本「Chemical Exposures: Low Levels and High Stakes」で説明している。
ニトログリセリンは、火薬、ロケット燃料、ダイナマイト作成のために使われたが、吸い込んだ場合には、極度の頭痛、呼吸困難、衰弱、眠気、吐き気等を起こしたかもしれない。
「戦争努力」によって不可避的に大きな要求となったのは、機械、装備、武器の工業生産である。その多くが溶接を必要とするが、溶接工は害を受ける職業である。著者は説明する。
溶接や亜鉛メッキされた金属は、酸化亜鉛のけむりを発生する。これを吸い込むと、インフルエンザのような症状を起こすのだ。つまり、頭痛、眠気、衰弱、筋肉痛、咳、呼吸困難、発熱である。
健康問題の世界的本質
季節性種類のインフルエンザが、毎年世界中の数百万人に影響していると言われる。WHOはそのファクトシートでこう言う。
世界において、この毎年の流行によって300万から500万人が深刻な病状になり、29万人から65万人が呼吸器疾患で死亡する。
1918年の「パンデミック」で多くの国が影響を受けた。インドが最も深刻に影響されたと言うが、2014年の記事「 The evolution of pandemic influenza: evidence from India 1918-19」ではこう言う。
死亡率という意味での焦点はインドであった、死亡見積もりとしては1000万から2000万であり。。。
1918年にインドは製薬産業と成長するワクチンプログラムを確立した。2014年の記事「A brief history of vaccines and vaccination in India」は言う。
20世紀初頭にはこれらのことがあった、天然痘ワクチンの拡大、腸チフスワクチンのインド人での臨床試験、それにほぼインド全州それぞれのワクチン機関の設置である。
インドでは、コレラや腺ペストのワクチンもまた用いられた。この記事ではまた、大衆にインフルエンザが「拡大」したことについて言及している。
パンデミックの発端は、第一次大戦でインフルエンザに感染した兵士が故郷に帰ってきたためと信じられている。
もしあるならば、これを裏付ける証拠はわずかだ。しかし、1918インフルを帰還兵士が持ち込んだという考えには、大きな欠陥がある。この病気は、非常に致死性が高いとされ、数日あるいは数時間でさえ死亡すると主張されていた。したがって、明らかなことは、この致死的な「インフルエンザ」におかされたインド兵士は、欧州の戦場から故郷に戻ることはなかったはずである。
ENSO~もう一つの重要な要因
巨大な人口の健康に影響を与えたであろう他の原因で、特に興味深いこととしては、1918年から1919年のインドでの壊滅的な干ばつである。これは、エルニーニョ・南方振動(ENSO)によるものと言われる。2014年の記事「Malaria’s contribution to World War One – the unexpected adversary」はこう書いている。
1918年から1919年のENSOは、20世紀で最も強力なものの一つであった。
このENSOに影響された国はインドだけではない、南半球の多くの地域もである。例えば、オーストラリアの一部であるが、1918年から1920年のあいだ深刻な干ばつに見舞われた。他に影響を受けた地域としては、ブラジル、中央アメリカ、インドネシア、フィリピン、アフリカの一部である。しかし、これらの国での健康問題は常にインフルエンザのせいにされたのである。2013年7月の記事「 Mortality from the influenza pandemic of 1918-19 in Indonesia」にはこうある。
世界第四位の人口を持つインドネシアで、このパンデミックによる死亡者見積として最も広く用いられているのは150万人である。
この記事では、1918年から1919年のENSOには何の言及もなく、インフルエンザによる人口減少にしか言及していない。第一次大戦ではまた、欧州国の植民地であったアフリカの国々からの男たちもかり出された。「 War Losses (Africa) 」という記事にはこうある。
1914年から1918年の間、欧州での奉仕のため、アフリカの兵士や労働者の巨大な動員があった。
兵士や労働者が唯一の犠牲者ではないことに注意すべきだろう。この記事にはまたこうある。
非常に巨大な数、しかし詳細不明なアフリカの市民がこの戦争の間に死亡した。
この記事では、アフリカ市民のいくつかの死亡原因について言及している。その中には、
耕作地を耕すための労働力不足による飢餓と、栄養失調によって悪化した病気である。
南半球地域全体にわたる飢餓というのは、ENSOを引き金とすることがありそうなことである。特に1918-19年のENSOにだ。
結論
これは非常に明らかなことである、「パンデミック」として言及される1918年のインフルエンザは歴史的にもユニークな時に起こったことがだ。しかし、「細菌理論」への反論としては、この時期の高い罹患率や死亡率というのは、「感染性ウイルス」によるものではありえないことだ。そうではなく、この記事で見てきたように、あるいは、我々の本で深く議論しているように、この世界的な現象は、いくつもの要因で説明しうるものなのである。その中に含まれるのは~しかし、それに限らないが~戦争と戦闘のストレス、複数の毒性ワクチン、毒性の医薬品、兵士たちの生活と戦いにおける最悪の状態、致死的な塩素ガスへの曝露、他の毒性金属、強力なENSOの効果、そしてまた、電磁波コミュニケーションシステム(EMF)の導入である、特に軍隊のだ。これらの要因が同時に起こり、相乗的にふるまったのである。これこそが、1918年に起こった罹患と死亡の苦しみの説得力のある説明というものだ。つまり、感染性の生きてもいないタンパク質にコーティングされた遺伝子物質、ウイルスと呼ばれるものよりもだ。
ドーン・レスター
2020/5/6
References:
BOOKS
ASHFORD, N & Miller, C – Chemical Exposures: Low Levels and High Stakes.
ENGELBRECHT, T & Köhnlein, C – Virus Mania
LESTER, D. & Parker D. – What Really Makes You Ill? Why Everything You Thought You Knew About Disease Is Wrong
MCBEAN, E – Swine Flu Exposé.
RILEY, A – The Medical Voodoo
SHELTON, H. – The Hygienic System: Vol VI Orthopathy.
THORNTON, J. – Pandora’s Poison: Chlorine, Health, and a New Environmental Strategy.
ARTICLES
WHO fact sheet Influenza (Seasonal) https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/influenza-(seasonal)
The Influenza Pandemic of 1918 https://virus.stanford.edu/uda/
1918 Influenza: the Mother of All Pandemics https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/12/1/05-0979_article
Death from 1918 pandemic influenza during the First World War http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/irv.12267/abstract
Karen M. Starko, Salicylates and Pandemic Influenza Mortality, 1918–1919 Pharmacology, Pathology, and Historic Evidence, Clinical Infectious Diseases, Volume 49, Issue 9, 15 November 2009, Pages 1405–1410, https://doi.org/10.1086/606060
The fog of research: Influenza vaccine trials during the 1918-19 pandemic https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19525296
Post-Vaccination Encephalitis http://annals.org/aim/article-abstract/669860/post-vaccination-encephalitis
The evolution of pandemic influenza: evidence from India 1918-19 https://bmcinfectdis.biomedcentral.com/articles/10.1186/1471-2334-14-510
Lahariya C. A brief history of vaccines & vaccination in India. Indian J Med Res. 2014 Apr;139(4):491-511. PMID: 24927336; PMCID: PMC4078488.
Malaria’s contribution to World war One – the unexpected adversary https://malariajournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/1475-2875-13-497
Chandra S. Mortality from the influenza pandemic of 1918-19 in Indonesia. Popul Stud (Camb). 2013 Jul;67(2):185-93. doi: 10.1080/00324728.2012.754486. Epub 2013 Jan 23. PMID: 23339482; PMCID: PMC3687026.
War Losses (Africa) https://encyclopedia.1914-1918-online.net/article/war_losses_africa
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