OPCWの悪さがバレました「不自然なキャニスター」

最近OPCWの内部報告書がリークされ、それによれば「キャニスターは天井から来たのではなく、手で置かれた物だ」とされていたというんです。

つまり、OPCWの最終報告書では、いかにも「アサドがヘリか航空機で塩素ガス入りキャニスターを空から落とした」などと匂わせるものだったんですが(OPCWは誰がやったとは特定してませんが)、これが真っ赤なウソであることがバレてしまいました。

この最終報告が出たときにも、ネット上では数々の疑問の声がありました。つまり、一つの場所での「キャニスターが落ちて開いた穴」と「キャニスターがその上に落下したベッドの場所」の位置関係があまりに不自然だというものです。

最終報告については、2019/3/7のOPCW報告についての偽メディアのウソだらけ報道に書きましたが、ここでのOPCWの発見サマリとしてこんなこと言ってます。

  • 場所2で見られるダメージは、屋根テラスにあった黄色キャニスターのインパクトに一貫性があると結論した。
  • 場所4で見られるダメージは、ベッドの上で発見された黄色シリンダーと一貫性があると結論した。これは屋根を通って落ち、変化した軌道を通ったものである。

内部報告書を無視して無理矢理「誰かが空から落とした」ことになっちゃってます。

もちろん、こんなこと日本国内の偽メディアでは一切報道しないでしょう。RTではこんな風に報道してます。


レポーター:これは包括的な研究ですよ。これを見てみると、エンジニアと専門家が、ほとんどすべてを説明しました。明らかに、現場を訪問し、すべての画像やビデオがあり、物理的物質をシミュレーションし、キャニスターやコンクリート、鉄製支持柱、鉄筋等ですね。彼らの結論すべてを説明できたはずです。

彼らの発見したことは、一つの場所です。(天井の)穴と化学物質のキャニスターですが、単純に合わないのです。そうではなく、穴は爆発物で開けられたようです、その前、あるいは後にです。そして、衝突した(はずの)キャニスターが合わないのです。金属製の缶がコンクリートの天井に落ちた場合、その跡や凹みが予測されますね。しかし、一貫性のある印は見つかりませんでした。他の場所では、報告者が言うには、単純に合わないと、穴とはですね。バルブが損傷していないのです。

これらすべての唯一の説明としては、専門家が言うには、そこに置かれたのだと。二つの場所を観察し、その後の分析をしてみると、示唆されるところは、高い可能性として、二つのシリンダーは手で置かれたことである、この二つの場所に。航空機で落とされたというよりもだ。

さて、こう思うかもしれません、彼らの発見は非常に重要だと。全体のストーリーを変更するかもしれないと。これらの発見は完全に矛盾しているのです、最近のオフィシャルなOPCWレポートとは。ドゥーマにおける化学兵器事件のですね。アサドのヘリがこれらのキャニスターを落としたという話です。それが、事件後のストーリーを確立しましたね、調査も疑問もなくです。この話が、シリアへの大群のクルーズミサイルの結果となったわけです。

OPCWが認めました、リークされた文書をです。そして言いました、なぜ起こったかを調査していると。これらの文書の真正性をほのめかすものです。その正当性を否定しませんでした。心配なことに、OPCWは何のコメントも出さないのです。このレポートの発見事項にです。そして、他多くのレポートがあります、OCPWが最終レポートをまとめるのに使ったものですね。なぜ、このリークされた発見がOPCWのオフィシャルレポートでは無視されたのでしょうか?リークされた文書は、全体のストーリーをひっくり返します。

心に留めておいてくださいね、これは無名の人ではないんですよ。我々にはわかりません、このチームがOPCWスタッフなのか、あるいは外部コンサルタントや専門家なのかも。OPCWは何も言いません。すべてのバージョンとサブ調査をみてまとめた、と言う以外にはです。

我々はコメントを求めました、一週間前にです。質問のリストと共にですね。何の反応もありません。なぜ彼らは、このレポートを省略したのでしょう?なぜこの事件の一つのバージョンに行き、他には行かなかったのでしょう?なぜコメントするのに、こんなに時間がかかるんでしょう?今のところ沈黙です。しかし、この話が注目を浴びると共に、遅かれ早かれ答えが来るでしょう。

アナウンサー:レポートを見たピアース・ロビンソン教授が言うには、OPCWは隠蔽が行われたかどうか取り組まねばならないと言います。ドゥーマ報告についてです。

教授:いかなる種類の政治的圧力がもたらされたかです、OPCWに。彼らを導いたものです、この事件について、抑圧あるいはレポートを使わないようにですね。彼らのスタッフが作ったものですし、工学的レポートに依拠したものです。特定されてない外部の会社によるものです。これらの種類の疑問こそが本当に呈されねばなりません。そして本当にOPCWは、これに取り組まねばなりません。それによりも広範囲にですね、適切な調査が必要ですよ、OPCWに対して。そして、どのように運営されているかです。

なぜなら、もし、この組織が政治的圧力の支配を受けるとなると、それが、彼らの調査の歪みに導くとなると、これは信じがたいほど深刻な事態です。しかし、多くの理由があまりに脇におかれてます、ドゥーマで起こった事実からです、市民が殺されたことです。

我々は探らねばならないのです、誰が殺したのか。これは戦争犯罪が起こったことなんです。ともあれ、何かしらの隠蔽が起こっているわけです。これは非常に深刻な問題です。

人々が適切な調査に圧力をかけねばなりません。そして、国際的な審理です、OPCWに何がおこっているのか、どう運営されているのか。批判的に言えば、シリアに何が起こったかを理解しようとする調査です、つまり、これらのすべての事件です、化学兵器攻撃に関するものですね。

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